近畿大学経済学部(大阪府東大阪市)准教授の新井圭太研究室(交通経済学)は、平成31年(2019年)2月25日(月)に豊岡市役所にて、地域住民および関係者の皆さまを対象に、産官学連携プロジェクト『バス路線等公共交通再編調査』の調査結果の報告と提言を行います。
【本件のポイント】
●豊岡市のバス交通体系の見直しに向けて、学生と共に1年間現地調査を実施
●公共交通の維持に地域主体で取り組むための産官学連携プロジェクトの調査結果報告会
●本学学生は地域社会の実情を肌で感じ、地域の活性化に貢献
【本件の概要】
本プロジェクトは、兵庫県但馬地域に位置する豊岡市において、人口減少が進む中で長期にわたって維持可能な公共交通システムをゼロベースで見直す取り組みです。具体的には、バス交通体系の見直し(場合によっては再編)が研究テーマとなります。
観光資源の豊かな豊岡市は、夏は若者の合宿や海水浴、そして冬はカニや魚介類を中心とする観光需要もあり、何よりオールシーズンを通しての温泉需要が非常に高い地域であり、毎年多数の観光客が訪れています。「公共交通」は地域住民の貴重な足であると同時に、観光客に対しても利用可能なインフラであることが望ましく、このことから「地域が主体」となって維持運営に取り組めるような交通モードをめざし、学生と共に調査研究を進めてまいりました。
今回、1年間の産官学連携事業プロジェクト『バス路線等公共交通再編調査』の調査結果を報告し、地域の実情に合った提言を行います。本取り組みを通して、本学学生は地域社会の実情を肌で感じ、地域の活性化に貢献します。
■日 時:平成31年(2019年)2月25日(月)13:30~14:30
■場 所:豊岡市役所 3階 庁議室
■出席者:地域住民および関係者の皆さま
■内 容:
(1)バス乗降 OD調査※(路線バス・コミュニティバスの乗込需要調査)の結果報告
(2)竹野・日高両地域におけるバス交通に対する潜在ニーズの調査結果報告
(3)当該地域における今後の交通政策の進め方と提言
(観光客および生活者の視点から見た現状の公共交通の認識に関する調査)
※OD(origin and destination)調査:起点から終点までを一体的に把握する交通量調査
▼本件に関する問い合わせ先
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