動物看護のパイオニアとして50年に渡り教育・研究を行ってきた学校法人ヤマザキ学園(理事長:山崎薫/東京都渋谷区松濤2-3-10)は、55年ぶりの新学校種となる専門職短期大学の設置認可申請を行い、このたび、平成30(2018)年11月19日、文部科学省 柴山昌彦大臣より「ヤマザキ動物看護専門職短期大学 動物トータルケア学科(3年制・定員80名)」の設置が認可されました。11月21日より学生募集を開始し、平成31(2019)年4月1日に東京都渋谷区松濤2-3-10に開学します。
平成31(2019)年度より本学園は、4年制大学、3年制専門職短期大学、2年制専門学校による3校体制を構築し、動物看護分野の教育・研究の発展のみならず、成長が見込まれる動物関連産業界(動物医療を含む)の協力を得て誕生した専門職短期大学の使命を全うすべく、将来産業界を担う人材の養成に邁進いたします。
本件に関する、学園理事長 山崎薫のコメントは以下の通りです。
このたび、新たな高等教育機関「専門職短期大学」の第一号として設置認可された、ヤマザキ動物看護専門職短期大学は、ヤマザキ動物専門学校 動物看護・美容学科(3年制)を改組し、専門職短期大学制度化に掲げられた「優れた専門技能等をもって、新たな価値を創造することができる専門職業人材の要請」に応え、職業人としての実践的かつ応用的な能力を発展させることを目的とし、豊かな創造力と高度な実践力を備えた動物看護師を養成するために、ヤマザキ動物看護専門職短期大学 動物トータルケア学科の設置に至りました。
新学校種の申請に際しましては、新制度につき設置基準等に戸惑うことも多くありましたが、大学設置・学校法人審議会からのご意見へ粛々と対応して参りましたことが、保留・継続審査を経て認可につながったと存じます。
なお、本学への進学を希望される方々および高等学校の先生方には、入学試験等が遅れますことをお詫び申し上げます。
本学の「動物トータルケア学科」では、動物愛護の精神に則り、コンパニオンアニマルの生から死までのトータルケアを行い、訪問看護・在宅ケアを教育の特色とすることに加え、動物関連産業界(動物医療を含む)において飼い主(消費者)と市場とを結ぶ役割を果たす動物看護師を養成いたします。
さらにカリキュラムにおいては、専門職短期大学の特色である産業界から招聘した高度な実務能力を有する実務家教員を配置し、学内450時間の実習に加え、学外450時間の臨地実務実習が行われます。この臨地実務実習先は、動物病院を始め関連企業、団体等から多大なるご協力を得ております。
今後、日本の少子高齢社会では、家族の一員であるコンパニオン・アニマル(伴侶動物)の存在が益々大きな意味を持ち、人と動物の豊かな共生社会において動物看護師の職域が広がり、必要性が高まります。
動物看護師の資格は英国、米国、オーストラリア等の国際社会において国家資格化されており、このたび、動物関連産業界(動物医療を含む)を担う動物看護師の必要性が評価され、本学の設置が認可されたことは日本にける動物看護師国家資格化への機運が高まり、(一社)日本動物看護職協会 動物看護師国家資格化推進委員会の委員長として国家資格化へ向けた活動への一層の励みとなります。
来春の開学に向け本学の教育・研究の発展に鋭意邁進して参りますので、引き続きご指導ご支援をよろしくお願い申し上げます。
【ヤマザキ学園について】
ヤマザキ学園は、昭和42(1967)年の創立以来、創始者山崎良壽の動物愛護の精神を受け継ぎ、50年に渡り「生命への畏敬」「職業人としての自立」の建学の精神と、「生命(いのち)を生きる」という教育理念のもと、動物看護のパイオニアとして動物医療や動物関連産業に貢献できる人材の育成に励んで参りました。
創立以来、ヤマザキ動物専門学校、ヤマザキ動物看護短期大学(平成24(2012)年閉学)、ヤマザキ動物看護大学等を通して1万3000名以上の卒業生を社会に輩出。人と動物が共生し、豊かな社会を築くために、教育研究の発展に一意専心しております。
【沿革】
・昭和42(1967)年 世界初のイヌのスペシャリスト養成機関「シブヤ・スクール・オブ・ドッグ・グルーミング」を東京都渋谷区に設立
・昭和52(1977)年 校名を「ヤマザキカレッジ」に変更
・昭和58(1983)年 ヤマザキカレッジ2年制教育の上に、「日本動物看護学院専攻科(1年制)」を新設
・昭和60(1985)年 ヤマザキカレッジ日本動物看護学院を全日制3年コースに改組
・平成2(1990)年 創始者山崎良壽逝去
・平成6(1994)年 学校法人ヤマザキ学園認可 日本初の動物看護教育の専修学校として「日本動物学院」認可 創始者の長女 山崎薫が理事長に就任
・平成16(2004)年 日本初の動物看護の高等教育機関として、「ヤマザキ動物看護短期大学(3年制)」を東京都八王子市(南大沢)に開学 専修学校日本動物学院を「ヤマザキ動物専門学校」に校名変更
・平成22(2010)年 日本初の動物看護学部を擁する4年制大学「ヤマザキ学園大学」を東京都渋谷区(松濤)、八王子市(南大沢)に開学 南大沢キャンパスに2号館竣工
・平成24(2012)年 短期大学を閉学
・平成25(2013)年 大学長に山崎薫理事長が就任
・平成26(2014)年 大学第一期生卒業 日本初の「学士(動物看護学)」が誕生
・平成28(2016)年 南大沢キャンパスに3号館竣工 大学は南大沢での4年間の一貫教育が実現
・平成29(2017)年 学園創立50周年 「ヤマザキ動物看護専門職短期大学」設置認可申請
・平成30(2018)年 4年制大学を「ヤマザキ動物看護大学」に校名変更 山崎薫理事長、公益社団法人日本獣医師会のご支援の下、一般社団法人日本動物看護職協会 動物看護師国家資格化推進委員会委員長に就任 ヤマザキ動物看護専門職短期大学設置認可
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人ヤマザキ学園
理事長室 広報担当
長渕
住所:東京都渋谷区松濤2-3-10
TEL:03-3468-1100
FAX:03-3466-5885
メール:y_nagabuchi@yamazaki.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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