パルミジャーノ・レッジャーノ チーズ協会(CFPR:イタリア、レッジョ・エミリア市)は、グローバル・マーケティング・リサーチ会社、イプソス株式会社がイタリア国内の消費者向けに毎年行っている「世界で最も影響力のあるブランド」調査において、パルミジャーノ・レッジャーノが2017年に引き続き、今年も「世界で最も影響力のあるPDO*製品」に選ばれたことを発表しました。この調査は、最も信頼がおけて、影響力があり、独自性のあるグローバル・ブランド製品を把握するために行われるものです。
*PDO(=原産地呼称保護。欧州の特産品の名称と品質を守るEUの地理的表示制度。伊語ではDOP。)
イタリア国内の消費者にとって、パルミジャーノ・レッジャーノは「最も影響力のあるPDO製品」なだけでなく、ヌテラに次ぐ第2位の食品ブランドにも選ばれました。また52~70歳に限定すると、全カテゴリーのブランドの中で5位、食品ブランドでは1位を獲得しました。
このチーズの王様の影響力を決定づける要因は2つあります。「信頼性」と「社会的貢献」です。言いかえると、パルミジャーノ・レッジャーノは、ただの製品ではなく、これらの多くの価値を体現しており、社会において積極的な役割を担っているのです。
イプソスの調査で、パルミジャーノ・レッジャーノが「信頼できる」と答えたイタリアの消費者は60%でイタリア国内ブランドの平均の23%を大きく引き離しています。また「常に使う」と答えた人は65%(伊、平均23%)、「この製品は私をイタリア人だと感じさせてくれる」が65%(伊、平均14%)でした。
パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会のディレクター、リカルド・デサーティは下記のように喜びを述べました。「イタリアの消費者たちは、パルミジャーノ・レッジャーノの絶対的なナチュラルさ及び、世代から世代へと1,000年受け継がれてきた職人技、そして土地との深いつながりから生まれる独自性を認識し、賞賛してくれています。この背景には、一切妥協を許さない製造規定があるのです。また今回の調査で、協会が行ってきたブランドの再構築が成功したことが証明されました。またパルミジャーノ・レッジャーノが単に製品としてだけでなく、ライフスタイルとして認識されていることも分かりました。「食生活」に要約される概念ですが、本物でナチュラル、そして美味しいチーズの王様は、一日のいつでも楽しむことができ、栄養価も高く、子供からお年寄り、そしてスポーツをする方の健康やエネルギー補給に欠かせないイタリア製品です。」
イプソス株式会社のCEO、ニコラ・ネリ氏も「丁寧な製品づくりと地元での強い存在感のおかげで、パルミジャーノ・レッジャーノは、長年、消費者の信頼を勝ち取っているのでしょう。」と述べました。
「パルミジャーノ・レッジャーノ」は、北イタリアの限られた地域内で作られているDOP(原産地呼称保護)チーズ。9世紀以上の伝統を守り、熟練の職人たちが添加物を一切使わずに手作りしています。最低12ヶ月の長い熟成の間に芳醇な香りと風味、そして独特な食感とアミノ酸の結晶が生まれます。