強力で身近な3Dプリントシステムを開発、製造するFormlabs, Inc.(本社:米国 マサチューセッツ州、共同創業者 兼 最高経営責任者(CEO):マックス・ロボフスキー(Max Lobovsky))は本日、光造形(SLA)方式プリンタ「Form 2」用に初めてのカラーミキシングソリューションとなる「Color Kit」を発表しました。
「Color Kit」により、Form 2ユーザーは好みの色を独自に作成でき、手作業での塗装作業が必要ない、カラフルな3Dプリントが可能になります。
デスクトップSLAの可能性の限界を探求する上級ユーザーのためにFormlabsは、実験的な製品プラットフォームであるForm Xの一部として「Color Kit」を16色のカラーレシピを同梱して提供します。また、ユーザーはFormlabsのColor Pickerツールを使用して好みの色を独自に調色可能です。
「Color Kit」をForm 2で使用することでユーザーは、カラーパーツを3Dプリントするだけなく、製品コンセプトのフィールドテストを環境やブランドに合わせた独自の色を用いて実施可能です。
Formlabs デザイン担当部長 マルセロ・コエーリョ(Marcelo Coelho)は次のように述べています。「Color Kitを使用することで誰でも好みのカラーレジンを調色でき、SLA 3Dプリンタ Form 2の特長である高分解能および滑らかな表面仕上げのプリントをさまざまな色で実現できます。最終形に近いプロトタイプ、コンセプトモデル、そして美しさが最優先されるその他のパーツのプリントにColor Kitを使用することで、製品デザイナーやエンジニアおよびその他の専門家は、一貫した色で多くのモデルをForm 2で直接プリントでき、プリント後の仕上げや塗装作業も必要ありません。」
「Color Kit」には、カラーベースカートリッジ、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック、ホワイトの顔料インク 計5本、簡単に使える測定用シリンジ、レシピブックが含まれています。顔料インクをベース素材に混合することで独自のカラーレジンを調色できます。
Formlabsについて
Formlabsは強力で身近な3Dプリントシステムを開発、製造しています。ボストンに本社を、ドイツ、日本、中国に支社を置く同社は、MIT Media LabとCenter for Bits and Atoms出身のエンジニアとデザイナーのチームが2011年に設立しました。Formlabsは世界中のエンジニア、デザイナーおよびメーカーのためにプロフェッショナル3Dプリントの業界標準を確立し、教育、歯科学、医療、ジュエリー、調査など、さまざまな業界でイノベーションを加速しています。Formlabsの製品には、SLA方式3Dプリンタ Form 2、SLS方式3Dプリンタ Fuse 1、3Dプリント自動化ソリューション Form Cell、3DデザインのPinshapeマーケットプレイスなどがあります。Formlabsは、クラス最高の3Dプリントソフトウェアに加え、3Dプリント用にさまざまな高性能の素材も独自に開発しています。