京都を拠点に「建築空間に生きる和紙造形の創造」に取り組む堀木エリ子さんの活動30周年記念展
京都高島屋で、2017年12月13日(水)から、「堀木エリ子展-和紙灯りのオブジェ-」を開催いたします。(2017年12月19日まで)京都高島屋で堀木さんの個展を開催するのは、今回が初めてです。
堀木エリ子さんは、「建築空間に生きる和紙造形の創造」をテーマに、アートやデザイン、工芸の領域を超えたダイナミックな和紙表現に取り組み、今年、活動30周年を迎えられました。最大10mを超える大きな手漉き和紙を活かし制作される繊細かつダイナミックなその表現は、日本各地の公共施設や宿泊施設、商業施設などで多くの人を魅了しています。
また、建築空間で和紙を使用するために培ってきた技術や経験をもとに、約10年前からは「暮らしの中に使われてこその文化」という考えのもと、住空間の中での和紙作品や内装設計を手がけています。
今展では、
長年手掛けてきた独自の手法で立体的に漉き上げたライトオブジェを中心に、「しつらえの場」をご提案する作品など、住空間の中で現代の暮らしに寄り添う作品約30点を展観いたします。
和紙への想いに溢れ、異国の文化や異素材の最先端技術とも融合しながら進化し続ける、堀木エリ子さんの世界をお楽しみください。
■堀木エリ子(ほりき・えりこ)さん略歴
1962年 京都生まれ。和紙の商品開発会社に勤務していた時、職人の尊い営みによる手漉きの和紙が、機械による大量生産にとって代わられていく現実に直面。匠の技である手漉き和紙の魅力を未来に繋ぎたいと、手漉き和紙の世界に飛び込む。
1987年 SHIMUS(シムス)設立、2000年 株式会社堀木エリ子&アソシエイツ設立。「建築空間に生きる和紙造形の創造」をテーマに、2700×2100mmを基本サイズとしたオリジナル和紙を制作。和紙インテリアアートの企画・制作から施工までを手掛ける。
近年の作品は「東京ミッドタウンガレリア」ブリッジ光壁(2007)、「パシフィコ横浜」エントランス光壁(2010)、「在日フランス大使館 大使公邸」パーティション(2008)、「成田国際空港第一ターミナル到着ロビー」の和紙モニュメント(2006)の他、N.Y.カーネギーホールでの「YO-YO MAチェロコンサート」 の舞台美術(1999)等。
現在、京都市在住、京都を拠点に活動。堀木エリ子&アソシエイツ代表取締役。
■展観作品の一例
light object TORI
(各550×170×高さ285mm)
上2点:light object FUKU
(バカラクリスタル コラボレーション)
(各300×240×高さ900&1200mm)
下2点:light object SACHI
(バカラクリスタル コラボレーション)
(各270×120×高さ270mm)
左から、light object MINORI、light object KAIKA、light object TSUBOMI
(いずれも、バカラクリスタル コラボレーション)
(各120×120×高さ400mm)
【開催概要】
堀木 エリ子展 -和紙灯りのオブジェ-
■会期:2017年12月13日(水)~12月19日(火)
■会場:京都高島屋6階美術画廊(京都市下京区)
■開場時間:午前10時~午後8時 ※最終日は午後4時閉場
(入場無料)
【京都高島屋公式サイト】
http://www.takashimaya.co.jp/kyoto/
【お問い合わせ】
京都高島屋
京都市下京区四条通河原町西入真町52
TEL:(075)221-8811(代)