法政大学図書館では、俳人・正岡子規生誕150年を機に、既存のデジタルアーカイブをリニューアルし、子規の自筆ノートなど新たに141タイトルを追加して10月14日(土)から公開を開始した。
これまでも法政大学図書館では、「梅謙次郎文書(※1)」8タイトル、「正岡子規文庫(※2)」95タイトルをウェブサイト上で公開していたが、詳細な検索機能とメタデータを付与したサイトとして今回リニューアルした。
今後は同大専任教員と学外の専門家によるチームを編成し、さらに公開データを増やしていく予定。
なお追加加資料の中には、正岡子規が学生時代に使用した自筆ノートのほか、元禄2年に制作された歳旦帳(小句集)『大三物』、世界に3部(同大図書館、尊経閣文庫、国立公文書館内閣文庫にそれぞれ1部ずつ)しか現存していない稀覯本『古今小説』などがあり、子規の学生時代の関心や文学研究の足跡を誰でも閲覧することができる。
法政大学図書館デジタルアーカイブURLは以下の通り(パソコン、タブレット、スマートフォンから利用可能)。
http://archive.library.hosei.ac.jp/
法政大学図書館では、今後も同大が所蔵する貴重な学術資料を順次公開していく予定。
※1 梅謙次郎文書:同大の初代総理(現在の総長)を務め、民法起草委員として明治の新法典整備に中心的役割を果たした梅謙次郎博士(1860-1910)の立法関係文書。
※2 正岡子規文庫:俳人・歌人の正岡子規(1867-1902)門下の俳人・寒川鼠骨を介して、1949年(昭和24年)に同大に寄贈された正岡子規の蔵書コレクション。鼠骨の子息・寒川政光は同大で教鞭を執り、同大とのつながりも深い。
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吉田・二関
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