東京農業大学(東京都世田谷区桜丘1-1-1、学長:高野克己)は、平成29年7月7日にイスラエル国立ワイツマン科学研究所(所長:ダニエル・ザイフマン)および株式会社日健総本社(岐阜県羽島市福寿町浅平1-32、代表取締役社長:森伸夫)と、包括連携協定を締結した。
ワイツマン科学研究所は、イスラエルにある世界トップクラスの学際的研究機関。1970年代、死海で発見された微細藻類ドナリエラバーダウィルについて、ワイツマン科学研究所は細胞内にβ-カロテン等大量のカロテノイドを産生していることを解明した。
その後、日本の微細藻類専門メーカーとして、研究や食品事業等を展開する(株)日健総本社と連携し、ドナリエラバーダウィルの培養や商品開発に成功した。
今もなお研究は続けられ、イスラエル国立テルハショメル・シバ病院、イスラエル国立ハダサ病院、日本国内の大学病院などで医薬品開発研究が実施されている。
一方、農学系総合大学である東京農業大学は(株)日健総本社と共同研究を行い、同大江口文陽教授の専門であるきのこと微細藻類を利用した「クロスタニン健康100歳」や「クロスタニン一生健康」といった機能性食品を開発してきた。これらの食品は、きのこと微細藻類により相乗・相加的に良好な機能性を発揮すると科学的に評価されている。
今回、(株)日健総本社の協力により開催された「食と農」の博物館特別企画展「微細藻類の輝かしき未来」(館長:江口文陽、展示期間:開催中~8月6日)をきっかけに、3者の包括連携協定の締結が実現した。
今後、3者は活発な学術交流を行い、特に微細藻類を活用した世界貢献を目指す。
協定締結式は、平成29年7月7日に東京農業大学世田谷キャンパス農大アカデミアセンターで行われ、同大から高野克己学長、新部昭夫副学長、江口文陽教授らが、ワイツマン科学研究所からダニエル・ザイフマン所長らが、国際応用藻類学会からアミー・ベンアモツ上級理事が、(株)日健総本社から、森伸夫代表取締役社長、田中和子代表取締役常務らが、また、駐日イスラエル大使館からルツ・カハノフ特命全権大使らが出席した。
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