成蹊大学(東京都武蔵野市)は6月23日に、留学生や近隣に住む外国人を対象としたイベント「Bilingual Kabuki Workshop(日英二か国語による歌舞伎ワークショップ)」を開催した。これは、海外に日本文化や武蔵野の文化を発信することを目的したもので、昨年の秋に続いて2回目の開催。当日は、地元・吉祥寺を拠点とする「前進座」の俳優による演技指導のもと、参加者が実際に歌舞伎十八番の一つ『毛抜』の二つの場面を演じた。
今回の「Bilingual Kabuki Workshop」では、成蹊大学文学部の日比野啓教授による英語での講演に続き、「歌舞伎十八番」の一つである『毛抜』の名場面を「前進座」(※)の俳優が実演。さらに、俳優の指導を受けながら、実際に参加者が演技を体験した。
約40人の参加者は模造刀を使っての立ち回り(殺陣)のほか、女形を演じる際のコツや歌舞伎特有の演技である見得を手取り足取り指導してもらい、歌舞伎を体験。参加者からは「歌舞伎という世界を知る素晴らしい機会となった」「歌舞伎に対する考えが変わった」といった声が聞かれた。
当日の様子は成蹊学園Facebookで紹介している。
●成蹊学園Facebookページ
https://www.facebook.com/seikei.gakuen/posts/747112505491491
(動画1) 立ち回り(殺陣)の場面を参加者たちが実演しています
https://www.facebook.com/seikei.gakuen/videos/vb.234322370103843/747113442158064/?type=3&theater
(動画2) 「元禄見得」を参加者の一人が実演しています
https://www.facebook.com/seikei.gakuen/videos/vb.234322370103843/747147888821286/?type=3&theater
(※)劇団前進座
吉祥寺を長らく根拠地とし、昨年創立85周年を迎えた老舗の劇団。戦前から歌舞伎十八番の上演で定評がある。
http://www.zenshinza.com/
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・成蹊大学が6月23日に留学生・在住外国人を対象に「Bilingual Kabuki Workshop」を開催 -- 前進座の歌舞伎俳優を講師に招き、英語と日本語で歌舞伎を演じる(2017/06/17)
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=11577
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