フェリス女学院大学(横浜市泉区、学長:秋岡 陽)では、“For Others(他者のために)”の教育理念に基づき、多くの学生がボランティア活動に参加している。活動領域は子どもの学習支援、平和・人権活動、地域福祉、環境保全など多岐にわたり、中でも来年15周年を迎える「アンネのバラ育成プロジェクト」は、その象徴的な事業である。学生たちの精力的なボランティアに支えられ、今年も「アンネのバラ」は美しい花を咲かせている。
「Souvenir d’ Anne Frank(アンネ・フランクの形見)」通称「アンネのバラ」は、ベルギーの園芸家ヒッポリテ・デルフォルヘ氏が作出した新品種の四季咲きのバラ。蕾の時は赤、開花すると黄金色になり、時間の経過とともにサーモンピンクからさらに濃いピンクに変色する。デルフォルヘ氏がアンネの父に出会ったことや、以前から『アンネの日記』に感銘を受けていたことなどから名付けたもので、「戦争のない、平和な世界に」という願いが込められている。
フェリス女学院大学では2003年11月に「アンネのバラ園」を開設。同大名誉教授の本間慎元学長を通して当時、NPO法人ホロコースト教育資料センターの副理事長だった故・黒川万千代氏の協力により、バラ育苗家の山室健治氏より寄贈された「アンネのバラ」を植樹、「アンネのバラ育成プロジェクト」を発足した。学生スタッフが日々の水やりや剪定などを行いバラを育成しており、春から秋まで美しい花を観賞することができる。
また同大では、毎年アンネの誕生日である6月12日に近い日と、バラ園が作られた11月17日頃に平和への願いを込めて記念礼拝を実施。これらの礼拝も学生スタッフが運営している。
【アンネのバラ育成プロジェクト】
http://www.ferris.ac.jp/information/campus-center/volunteer-center/anne.html
【ボランティアセンターについて】
教育理念「For Others」の精神のもと「新しい時代を切り拓く女性」の育成を目指すフェリス女学院大学では、学生が自ら社会に出て問題を発見し、その解決のために、他の人々と協力しながら行動していく能力を養うため、2003年4月にボランティアセンターを学内に設置。学生個人の自主性に委ねられてきたボランティア活動を、大学としてさらに積極的にサポートしている。
http://www.ferris.ac.jp/information/campus-center/volunteer-center/
【学生によるボランティア活動】
添付PDF参照。
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【リリース発信元】 大学プレスセンター
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