株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林大三)が運営する介護業界の就業人口を増やすことを目的としたプロジェクト「HELPMAN JAPAN」は、株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥本英宏)と共同開発した、福祉・介護分野のリーダー職の方々を対象とした研修「LEAD UP!」の提供を始めます。
▼詳細はこちらからご確認ください
https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2017/170426-01/
【背景・課題】
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■介護就業人口を増やすキーワードは「定着」
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すでに超高齢社会を迎えた日本では、介護従事者への需要は高まっています。しかし、2025年には介護人材の需給推計における需給ギャップは37.7万人に達すると推計され、介護人材の不足は深刻さを増しています。その背景には、介護業界へ年間約24万人が入職する一方で、約22万人が離職し、離職者のうち約60%が他の業界へ転職しているという現状があります。つまり、就職する人を増やすことだけでなく、定着させていくことも、業界の就業人口増加の実現に向けた重要なポイントとなります。
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■リーダー層の「育成・定着」が組織でも重要なカギ
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介護業界の離職者内訳をみると、40%が入職後1年以内、30%が入職後3年以内と、若手の介護人材の育成・定着が介護業界の離職がキーだと言われてきました。これまでHELPMAN JAPANでは、入職後1年以内、3年目前後の方向けの研修を3年かけて開発してきましたが、今回、若手人材をマネジメントする立場である、リーダー層の育成・定着に向けた研修開発に着手しました。リーダー層が自身のマネジメントに自信を持ち、モチベーションを高めることで、介護の職場全体の環境改善を目指します。
【福祉・介護職リーダー層向け研修『LEAD UP!』について】
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■実務に習熟する一方でリーダー層が直面する課題「振り返りの機会」の不足
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一定程度実務に習熟したリーダー層になると、自らの実務も行いつつ、他の従業員の指導役も期待され、業務負荷や心理的負荷は相対的に高まります。一方で、HELPMAN JAPANが実施した介護業界に2年以上勤務している職員の方向けのアンケートによれば、介護業界で働く方には、自身の悩み事を外へ発信することに控えめな傾向の方が多いことがわかっています。
加えて、業界の現状では、日常的な自身の業務遂行について周囲からフィードバックを受ける機会も多くはありません。自身のやり方が正しいのかも不安に思いながら日々を過ごすこととなり、その孤独な状態が離職の理由にもつながりかねない状況です。この状況を解消するためには、リーダー層を担う人材が、周囲から寄せられる期待と自身の業務の在り方をあらためて振り返る機会が、介護業界における人材の定着のための重要なキーとなります。
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■自分に自信を持ち、リーダーの役割を考える、2日間のプログラム
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介護職リーダー層を対象にした2日間の研修では、上司や周囲からの期待と現状の業務遂行に対するフィードバックの機会を中心に、現時点での自分自身の業務の在り方について、あらためて振り返る機会を設けます。この振り返りを通じ、研修に参加されるリーダー層の方に、健全な自己肯定感を取り戻してもらうと同時に、改めて自身が目指すべきリーダー像を具体的に描いていただくことを研修のねらいとしています。
▼詳細はこちらからご確認ください
https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2017/170426-01/
▼「HELPMAN JAPAN」について
http://helpmanjapan.com/
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【本件に関するお問い合わせ先】
kouho@waku-2.com
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