SAS、市場調査レポートでBasel III対応ソリューション分野のリーダーに選出

~SAS(R) Risk Management for Bankingのインメモリ・アナリティクスが高く評価~

米国ノースカロライナ州キャリー発
ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下: SAS)は、米国調査会社Chartis Research社が初めて発表した「Basel 3 Technology Solutions 2012」レポートにおいて、Basel III対応ソリューション分野のカテゴリーリーダーに選ばれました。SASは「製品・機能の網羅性」と「市場シェアと成長性」が評価され、リーダー企業に位置づけられました。

同レポートは、Basel IIIへの準拠と導入に必要とされる、データモデル、柔軟かつリアルタイムのアナリティクス、資本計算エンジン、ならびにリスクとファイナンスの統合、流動性リスク、および取引先の信用リスク管理などのテクノロジー/ソリューションを対象として作成されました。

Chartis Researchのマネージング・パートナーであるPeyman Mestchian氏は、「カテゴリーリーダーとは、必要な機能、テクノロジー、およびコンテンツを備え、相当規模の市場シェアを獲得できるだけの組織としての強みを有するテクノロジーベンダーを指します。SASのBasel III分野でのリーダーの位置付けは、グローバルなBasel II対応ソリューションのプロバイダーとしての実績に加え、ハイパフォーマンス・コンピューティングとリスク分析機能に対して最近行われた投資が評価されたものです」と述べています。

Chartisは、信用リスク、市場リスク、資産負債管理、および全社的なリスクに対応する「SAS High-Performance Risk」と「SAS Risk Management for Banking」をはじめとする、SASのリスク管理ソリューションとテクノロジーを検証しました。SAS Risk Management for Bankingは、統合されたデータ構造を有し、求められるあらゆる用途に対応します。ChartisはSASの強みと差別化要因について、「データマネジメントの機能と、銀行業向けの専用データモデル」が、包括的なリスク管理に貢献していると述べています。

SAS Detail Data Storeは、銀行業で求められる詳細なデータ要素および業務ルールを綿密に結び付けたデータモデルであり、迅速なデータウェアハウス構築、活用を支援します。包括的なデータ管理を通じてデータの矛盾を解消あるいは軽減することにより、リスク関連データの管理・統制を強化します。

Chartisのレポートでは、単一のプラットフォームを提供するプロバイダーはリスク管理の効率性を高められるとし、「ITへの支出削減が金融業に共通して求められており、そのため多くの金融機関はコスト削減とリスク管理改善の両立を追求している」と解説しています。さらにもうひとつの要因として、「共通の定義と共通の構造を持ち、また監査にも対応することのできる、集中化された高品質のリスクデータおよび金融データのレポジトリを作ることが本質的に求められている」ことを挙げています。

Chartisは、オンデマンドでのストレステスト、リアルタイムの流動性分析、および取引先の信用リスク管理などに対応する、SASソリューションの「リアルタイムおよびオンデマンドでのリスク管理を実現するインメモリ分析」の利点を強調しています。CVA(Credit Value Adjustment: 信用評価調整)に関しては、刻一刻と変化するCVA評価をリアルタイムで取り込む、CVAデータハブのインメモリ分析機能を高く評価し、「SASのCVAインフラストラクチャは、要求の変化に対応可能なオープンさを備えており、ユーザーは標準的なアプローチから高度なアプローチへと移行することができる」と解説しています。

SASのリスク管理担当グローバル・プロダクトマーケティング・マネージャーのデイビッド・ロジャーズ(David Rogers)は、「金融機関が規制関連のリスクを総合的に管理するためには、リスクが互いにどのように関連し、またリスクがどのように事業に影響を及ぼすかを熟知する必要があります。SASにより金融機関は、エンタープライズ・リスク管理戦略をさらに高度化し、コンプライアンスを実現するとともに意志決定を改善することができます」と述べています。

SAS Risk Management for Bankingは2012年6月に、金融業界誌『ザ・バンカー』主催のInnovation in Banking Technology Awards 2012において「リスク管理テクノロジー・アワード」を受賞しています。

<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においても最大の独立系ベンダーです。SASは、高度な分析と将来予測を実現するフレームワークにもとづき、顧客企業の60,000以上のサイトに革新的なソリューションを提供しています。複雑な経営課題を解決するビジネス・ソリューションによって迅速で正確な意思決定を実現することで、顧客のパフォーマンス向上と価値の創出を支援します。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万2千名、日本法人約210名(http://www.sas.com/

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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