武蔵大学(東京都練馬区/学長 山嵜哲哉)の社会学部メディア社会学科・松本恭幸教授のゼミでは、2011年4月より「被災地の今を伝える」をテーマに、国内外での取材や調査をレポート映像としてまとめ、CATVやライブハウスなど学外での情報発信を積極的に行っている。また、この活動をきっかけに関心を持ったテーマで被災地に通い続け、ドキュメンタリー作品を制作したり、卒業後の進路決定へと繋げている学生がいる。
【被災地支援のための活動】
■学生による被災地支援のための市民メディアプロジェクト(2011~2015年度)
2011年4月、松本ゼミの2、3年生を中心に立ち上げたプロジェクト。これは、メディア表現(映像制作)と社会調査(フィールドワーク)の手法を学ぶ学生たちが、東日本大震災後の2011年4月から被災地を訪問し、そこで撮影取材した多くの方のメッセージをもとに番組を制作し、首都圏、関西圏のCATVや衛星放送等で放送する活動である。津波の被害の大きい東北3県の沿岸部と福島原発事故のあった双葉郡とその周辺部の30余りの自治体に、計50回以上通う。プロジェクトは2015年度で終了しているが、現在も個人で被災地に通い映像制作を続けている学生がいる。
■熊本地震の被災地支援(2016年度~)
2016年度は、熊本地震の被災地の取材を行い、動画を制作した。
■CATV放送の実績(2016年11月~2017年1月放送)
□「陸前高田復興支援 TAKATA-FESTA in熱海」(2年生作品)1月放送
□「私たち、地元で結婚しました。~東日本大震災を乗り越えて~」(2015年度卒業生作品)12月放送
□「大規模災害による全町村避難が地域コミュニティに与える影響と課題」(2015年度卒業生作品)11月放送 ほか
【「オルタナS」サイトへの寄稿】
■武蔵大学松本ゼミ支局のコンセプト
「東日本大震災後の日本社会の問題と向き合い、一人一人が若者の生きていく場について考え、それを情報として発信していきます。そして、たくさんのバックグランドを持った人たちと、トークイベントなどの場を通して繋がり、様々な分野について対話することにより社会への理解を深めていきたいと考えています。」
■活動内容
松本ゼミは、若者による社会変革を応援するソーシャルメディア「オルタナS」のキャンパス支局としても活動している。所属学生が毎月、取材記事を投稿するとともに、2016年は「18歳からの選挙を考える」と題したトークイベントを2回にわたり企画し、司会進行も務めている。
■実績(2016年8~12月寄稿)
□「ITと生きがいと社会貢献」学生と社会人が議論(2年生)12/20寄稿
□初めての「キャリア論」、自分に合った仕事の見つけ方(3年生)11/30寄稿
□避難所にラジオ局 熊本・益城町臨時災害放送局(1年生)8/4寄稿
□熊本地震、被災情報の伝達はどう行われた(1年生)8/2寄稿 ほか
【松本ゼミの学生のコメント】
「松本ゼミでは実際に調査対象の土地へ行き、カメラとマイクを持って現地の方に取材します。アポ取りから下調べ、インタビュー、映像編集まですべてを担当。インドネシアへ赴き、NPOで活動もしました。海外や国内各地で、さまざまな人々とふれ合い、異なる考えを聞き、そこで自分がどう考えるかが重要だと実感しています。」(社会学部メディア社会学科4年)
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