ノーベル賞受賞の益川敏英先生を迎えた京都人文学園創立70周年記念講演会に、学生と市民など330人が参加 -- 長浜バイオ大学

長浜バイオ大学を運営する関西文理総合学園の前身、京都人文学園の設立から70周年を迎えた。これを記念して長浜バイオ大学は、ノーベル賞受賞者・益川敏英名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構長を迎え、記念講演会「科学する心−今、求められる『行動する思考人』」を5月24日に開催。学生・教職員や市民など330人が参加した。その中で、井口和起福知山公立大学学長が京都人文学園の理念と歩みを紹介した。


 京都人文学園は戦後間もない1946年に、初代学園長となる新村猛など京都の知識人によって設立された。学園の建学理念は、「平和とヒューマニズムを何よりも尊び、豊かな人間性と科学的合理主義を兼ね備えた『行動する思考人』の育成」であり、その理念は長浜バイオ大学に引き継がれている。講演会は、この建学理念を教職員と学生が改めて認識するとともに、どう具体化していくのかを考える契機とすることを目的に企画された。

 益川先生は三輪正直同大学長との対談で、ノーベル賞受賞時のエピソードや研究者としてのひらめき、「自分力」の磨き方など学生たちへのメッセージ、科学と平和の関わりなど科学する者に求められている立ち位置などについて、ユーモアを交えて話し合った。

 この中で益川先生は、「常に成果を求めるだけでなく、寄り道するくらいの心の余裕が大切」「異質なものが加わると人間としての幅も広がる」と研究や実験に対しての心構えを学生たちに伝えた。また、科学と平和の関わりでは空襲にあった幼少時代の体験にも触れながら「1945年以降、世界規模の戦争は起きておらず、それは大国が戦争することを許さない社会になっているから」、「歴史を100年、200年の単位で見ると人間社会は進歩し、将来は戦争がなくなると信じたい」と締めくくった。

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