≪京王電鉄・SIP CVC設立メンバー≫
京王電鉄株式会社(本社:東京都多摩市、代表取締役社長:都村 智史、以下「京王電鉄」)は、出資者としてスタートアップ企業との共創をより積極的に推進していくことを目的に、Spiral Innovation Partners株式会社(Spiral Capital株式会社〔本社所在地:東京都港区、ジェネラルパートナー兼CEO 奥野 友和〕の子会社、以下「SIP」)運営のもと、
80億円規模のコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)ファンド「京王れーるファンド(以下「本ファンド」)」を2月1日(日)に設立しました。
京王電鉄では2022年度からスタートアップ企業をはじめとした外部パートナーとの共創によるオープンイノベーションプログラムを開始し、これまでに、鉄道事業の変革を目指した「KEIO OPEN INNOVATION PROGRAM」や、エリアを起点とした「ROOOT」、社員のアイデアを起点とした「My turn」、事業部起点の「JISOU」を実施しています。本取り組みを通じて、事業部門やグループ会社の課題解決やエリアの活性化に取り組んできたほか、成長領域の探索を目的とし、これまで複数のVCファンドやスタートアップ企業に出資してまいりました。
このたび本ファンドを設立することで、
出資を起点とした共創の創出を図り、京王グループのオープンイノベーションをさらに加速させてまいります。特に、事業部起点のプログラム「JISOU」との連携を強化することで、事業部門の課題解決による戦略リターンの創出と、出資先企業の成長による財務リターンの確保を目指します。
京王電鉄は今後も、交通業を中核とした、不動産業、ホテル業、建設設備業、生活サービス業の事業を展開している京王グループがもつ「ジバン(地盤)」・「カンバン(看板)」・「カバン(鞄)」のリソースを最大限に活かすことで、これまで以上にスタートアップ企業と当社独自の共創を推進してまいります。
【本件のポイント】
①CVCファンド「京王れーるファンド」を2月1日(日)に設立。SIPが運営を担う当社独自のファンドとなり、京王電鉄は出資者としてスタートアップ企業との共創を積極的に推進する。
②本ファンドによる積極的な出資を行うことで出資を起点とした戦略リターンにつなげる。特に「JISOU」の応募先への出資検討や出資先との「JISOU」の掲載テーマでの協業を図ることで共創を加速化させる。
③京王グループが沿線での事業を中心に培ってきたアセットの活用や、沿線地域との連携によるジバン・カンバン・カバンを活かしたCVC活動を推進していく。
CVCファンド「京王れーるファンド」の設立について
1.ファンド概要
(1)ファンド名称
京王れーるファンド投資事業有限責任組合
(2)設立日
2026年2月1日(日)
(3)ファンド総額
80億円
(4)運用期間
10年間
(5)無限責任組合員
Spiral Innovation Partners有限責任事業組合
(6)有限責任組合員
京王電鉄株式会社
(7)投資対象
アーリー・ミドルステージのスタートアップ企業中心
(8)投資領域
以下4つのテーマを中心に既存事業の課題解決や新たな事業を推進
・コンテンツ/観光
・ライフスタイル
・DX/AI
・環境
(9)URL
https://spiral-cap.com/fund/keio-rail-fund/
≪投資領域イメージ≫
2.ファンドコンセプト
京王グループが沿線での事業を中心に培ってきたアセットの活用や、沿線地域との連携による「ジバン=日本有数の肥沃なマーケットである沿線エリア」・「カンバン=長年にわたり鉄道の安全性を追求することで得られた信頼」・「カバン=良好な財務体質」を活かしたCVC活動を推進してまいります。
<ジバン(地盤)>
・沿線を中心とした「アセット」とエリアを網羅するネットワークへのリーチ
・教育機関の数が多く、多世代が共存しやすい街づくりへの取り組み
・事業を多角化し、交通網に留まらず様々なサービスを提供
・SYCL
※等の起業家を輩出するシェアオフィスの運営、エリア(ROOOT)や事業課題(JISOU)や
社員のアイデア(My turn)を起点とした共創プログラムの実施
※ミカン下北沢にて株式会社京王SCクリエイションが運営するワークプレイス
<カンバン(看板)>
・鉄道を中心として安全・安心の追求によって培ってきた「信頼感」というブランド
・行政や教育機関、企業などと積み重ねてきたパートナーシップ実績
・沿線に入り込み、パートナーと共創しながら持続可能な地域の実現を目指す人財
<カバン(鞄)>
・エリアを持ち、寄り添ってきた信頼をもとに築く良好な財務体質
・地盤と看板の2つの資産によって得られる利益を、時代に合わせ社会に求められる企業であり続けるための基盤として維持している
・80億円規模のCVCによる機動的な投資
3.両社コメント
・京王電鉄(代表取締役社長 社長執行役員 都村 智史)
京王グループは成熟産業が多いためポートフォリオの見直しが必要と感じており、従前からCVC設立への想いがありました。新宿の再開発等が本格化する2030年代以降に備え、スタートアップ企業と当社が補完し合って新たな価値を創っていきたいと考えています。CVCは京王としてのリソース(ジバン・カンバン・カバン)を活かして新しい価値を創造していく仲間を見つけるための手段と捉えています。
また、成長するためにはチャレンジングな風土が必要であり、CVCを通じて多くの社員が同じマインド・ベクトルを持ってスタートアップ企業と取り組み、今後更に風土が変わっていくことを期待しています。
・Spiral Innovation Partners(ジェネラルパートナー 鎌田 和博)
京王電鉄がこれまで築いてきたオープンイノベーションの実践を、CVCファンドとして次のフェーズへつなぐ取り組みに伴走できることを嬉しく思います。同社は共創への高い意識を社内に根づかせ、複数の事例を着実に形にしてきました。共創に対して能動的な土壌は、スタートアップ企業にとって事業の社会実装や成長を大きく後押しする、きわめて魅力的なものです。京王れーるファンドでは、Spiral Capitalグループのネットワークと京王電鉄の『ジバン・カンバン・カバン』を有機的に結びつけ、継続的な共創の創出に取り組んでまいります。
≪SIP ジェネラルパートナー鎌田氏(左) 京王電鉄 都村社長(右)≫
4.お客さまからのお問い合わせ先
京王電鉄オープンイノベーション事務局 contact-koi@keio.co.jp
【参考1】京王電鉄によるオープンイノベーションの取り組みおよび「JISOU」について
京王電鉄では2022年度から、スタートアップ企業をはじめとした外部パートナーとの共創によるオー プンイノベーションプログラムを実施しています。また、成長領域の探索を目的とし、これまで複数のVCファンドやスタートアップ企業への出資を実施しています。
2024年7月から、常時共創の提案を募集する「JISOU(ジソウ)」を開始し、京王電鉄の事業部門および京王グループ各社の課題解決につながる提案を募集しています。
「JISOU」では、応募企業からの提案内容について、事業部門やグループ会社による書類審査および面談といった直接審査を経て、採択されます。現在募集中のテーマについては、公式サイトをご参照ください。
公式サイト:
https://www.keio.co.jp/railroad/keio-open-innovation/
【参考2】Spiral Innovation Partnersについて
(1)会社名
Spiral Innovation Partners株式会社
(2)運営体制
General Partner岡 洋、General Partner鎌田 和博
(3)所在地
東京都港区虎ノ門5丁目9番1号麻布台ヒルズガーデンプラザB 403
(4)URL
https://spiral-cap.com/
(5)設立
2019年5月
(6)事業内容
CVCファンドの運営およびオープンイノベーション支援