日本板硝子株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長兼CEO:細沼 宗浩、以下「NSG」)は、当社グループの一員であるPilkington Italia社が、イタリアの全国包装コンソーシアム(CONAI)が主催する「Ecopack Award 2025」において、217件の応募プロジェクトの中から、特に優れた取り組みを表彰する特別賞を受賞したことをお知らせします。
この賞は、循環型経済の分野で革新的な取り組みを評価するもので、今回は5つのプロジェクトが選ばれました。当社グループが受賞したプロジェクトは、以下のような梱包資材の工夫により、自動車用ガラスの物流における環境負荷を大幅に低減させました。
- ポリエチレンセパレーターの再利用:超音波洗浄システムを導入し、水資源に配慮しながら、従来の使い捨てから20回以上の循環利用を可能にしました。
- 包装資材購入量を年間28.5%削減
- スチールパレットの最適化:トレーラー1台あたりのガラス積載量を33%増量し、輸送回数を削減することで、輸送によるCO₂排出量を低減させました。
この取り組みは「Use(使う)・Return(戻す)・Repeat(繰り返す)」という理念を体現し、環境価値と経済価値の両立を達成しています。また、このプロジェクトはPilkington Italia社サンサルボ(San Salvo)工場のチームワークと顧客との緊密な協力によって実現しました。
授賞式はミラノで開催された「Economy of the Future」イベント内で行われ、NSGグループのサステナビリティへの取り組みにおける重要なマイルストーンとなりました。
NSGグループは今後も事業の脱炭素化を加速し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
授賞式の様子 トロフィーとプロジェクトチーム
実際の梱包の様子
以上
NSGグループ(日本板硝子株式会社およびそのグループ会社)について
NSGグループは、建築および自動車用ガラスとクリエイティブ・テクノロジー分野で事業を展開する世界最大のガラスメーカーのひとつです。
建築用ガラス事業は、各種建築用ガラス、太陽電池パネル用ガラス等を製造・販売しています。
自動車用ガラス事業は、新車用(OE)ガラスや補修用(AGR)ガラスの分野で事業を展開しています。
クリエイティブ・テクノロジー事業の主要製品は、プリンターやスキャナーに用いられるレンズ、タイミングベルトの補強材であるグラスコードを中心とした特殊ガラス繊維やガラスフレーク、およびファインガラスです。