テクトロニクス、MIPI C-PHY TXテスト・ソリューションを発表

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MIPI C-PHYトランスミッタの特性評価/デバッグ用、業界初のオシロスコープベース・ソリューション、オムニビジョン社の20M超ピクセルのカメラ・センサ設計で採用

報道発表資料
2015年6月25日


テクトロニクス(代表取締役 米山 不器)は、本日、MIPI C-PHY物理レイヤのトランスミッタの特性評価/デバッグのための、業界初のオシロスコープベース・ソリューションを発表しました。このソリューションにより、C-PHY 1.0インタフェースを使用した次世代カメラ技術の開発、設計の詳細な解析、デバッグ、特性評価が可能になります。

2014年9月に発行されたMIPI C-PHY規格には、数多くのテスト/測定課題があります。最も大きな問題点は、シングルエンドの3線上を、3値レベルのシグナリングで伝送していることです。しかし、レシーバはこの信号を差動として見ます。このため、解析のためのアイの表示には独特のクロック・リカバリ・メカニズムが必要であり、それがストレスのかかったアイの条件でも機能する必要があります。テクトロニクスの新製品C-PHYテスト用解析/デバッグ・ソフトウェア・ソリューションであるC-PHY Essentialsは、難しいC-PHYテスト要件を完全にサポートします。

テクトロニクス、パフォーマンス・オシロスコープ、ジェネラル・マネージャのブライアン・ライク(Brian Reich)は、次のように述べています。「9線インタフェースで最高17.1Gbpsのデータ・レートを実現するC-PHYは、低消費電力かつ高メガピクセルのイメージ・センサに求められる性能を提供します。C-PHYトランスミッタ・テスト用の当社ソリューションは、製品開発の早い段階において問題点を検出し、トランスミッタ・デバイスの性能とインターオペラビリティを確実なものにします」

C-PHYの初期導入メーカの一つが、最新のデジタル・イメージング・ソリューションの開発メーカであるOmniVision Technologies Inc.(オムニビジョン社)です。オムニビジョン社の新製品であるOV23850とOV21840は、次世代の最上位機種のスマートフォン用に設計された、20Mピクセル以上のイメージ・センサであり、現仕様のC-PHYインタフェースを実装しています。オムニビジョン社とテクトロニクスは、C-PHY Essentials解析ソフトウェアを使用し、2つの新製品センサで使用されているC-PHYインタフェースの検証、および特性評価することができました。

オムニビジョン社、マーケティング/ビジネス開発、シニア・ディレクタのPaul Gallagher氏は、次のように述べています。「テクトロニクスのオシロスコープベースのC-PHY Essentialsで次世代のMIPIインタフェース検証が可能になったことをうれしく思います。C-PHYの3線シグナリングでは、設計、テストが非常に難しくなっています。テクトロニクスのC-PHY Essentialsにより、OV23850、OV21840のセンサを利用したカメラを簡単に設定し、MIPI仕様に対するC-PHYインタフェースの適合性を確認することができました」

<レシーバの特性評価>
C-PHY Essentialsはトランスミッタの特性評価のために設計されていますが、レシーバの校正にも使用できます。レシーバの校正では、さまざまな立上り/立下り時間測定が行え、ストレスのかかったアイを、C-PHYコンプライアンス・テスト仕様で推奨されているDCDなどの異なった障害で校正できることが求められます。C-PHY TX解析ソフトウェアは、アイ・ダイアグラム解析機能を使用することでレシーバの校正に役立ちます。

ソリューション・パートナーであるMoving Pixel Company社と共に開発したC-PHYソリューションには、4レーンのC-PHYトラフィック・ジェネレータ、シングルレーンのオシロスコープベースC-PHYプロトコル・デコーダ、C-PHYターミネーション・ボードが含まれています。トラフィック・ジェネレータは、レシーバの機能検証にも使用できます。プロトコル・デコーダは、オシロスコープ上で実行する、業界初のC-PHYデコーダです。Moving Pixel Companyは、業界初、一枚のボードでC-PHYとD-PHYの両方をサポートする、4レーンのターミネーション・ボードも提供しています。


<テクトロニクスについて>
テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。65年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開し、優れたサービスとサポートを提供しています。詳しくはウェブ・サイト(jp.tektronix.com)をご覧ください。


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