データとAIのリーディング・カンパニーであるSAS Institute Japan株式会社（以下SAS Japan）は、国立大学法人 長崎大学が設立した「長大データバンク」が展開するデータサイエンス・AI分野における次世代の人材育成に対する支援を開始します。本支援を通じ、SASは最新の分析ツール（ https://www.sas.com/ja_jp/software/viya.html ）と教育コンテンツ（ https://www.sas.com/ja_jp/learn/academic-programs.html ）を提供し、学生や社会人が実践的なスキルを習得できる環境整備に貢献します。

データに基づく意思決定やAI活用がさまざまな業界で求められる中、データ活用スキルを持つ人材不足が喫緊の課題となっています。「長大データバンク」は、データサイエンスを広く普及させる目的で、令和6年度に長崎大学 情報データ科学部の神山剛准教授と一藤裕准教授による教育・研究活動の中核として設立されました。地域が抱える社会課題の解決に取り組むとともに、データを活用できる人材育成を推進するため、学生・社会人を対象にしたデータ分析の知識やスキルを実践的に学べる講習会などの提供をミッションとしています。SAS Japanは、SAS Academic Programsの一環として、最新のSAS技術を実践的に学べる環境を提供し、アナリティクス分野のリーディング企業として、この取り組みの強化を支援します。

​​SASが提供する主な支援：
1. 分析ツールの提供 – 実践的なデータ活用スキルを育成
最新の分析ツールであるクラウドベースのAI・アナリティクスプラットフォーム「SAS® Viya®」アカデミック版を提供し、高度なデータ分析を実際の業務レベルで体験可能な環境を整備します。学生や研究者は社会課題の解決に向けたアプローチを学ぶことが可能になります。

2. 教育コンテンツの充実 – 学生・社会人向けの実践的な学習機会を拡大
SAS Academic Programsの一環として、Eラーニング、ワークショップ、実習型プログラムを長大データバンクに提供し、SASの専門家による実務に基づいた実践的な知識を学ぶ機会の整備や、グローバルで通用するSAS認定資格の取得を通じて、スキルの可視化・証明が可能になります。

今回の取り組みにあたり、長大データバンクのセンター長神山剛准教授は、次のように述べています。「地域におけるデータ活用を広く普及させるためには、学問的にスキルを学ぶだけではなく、具体的な事例に対して学びを実践する機会を得ることも必要です。SASのグローバルかつ幅広い業界に対するコンサルティングのノウハウを背景とした各種教育プログラムとの連携は、大学単独ではカバーしきれない実践的な学びを提供できる、大変有意義な機会になると確信しています」

SAS Japanは、今回の支援を契機に、SAS Academic Programsを活用した講義の更なる拡充を図り、実践的なデータ分析の定着を目指します。また、人材市場で求められるSASソフトウェア活用したデータ分析実習の単位認定を大学と共同で検討するなど、学生・社会人・企業にとって価値ある学習機会の提供を推進します。

長大データバンクについて
データを活用した社会課題解決と人材育成を産学官連携で推進するため、総合生産科学域に2024年12月18日に設立しました。長大データバンクは、NTTドコモの人流データ「モバイル空間統計」や長崎バスの主要ルートのドライブレコーダーデータなど、高い価値のある最新データを保有し、長崎大学の教員をはじめとする専門人材の分析力によって、自治体や企業と連携しながら地域が抱える社会課題の解決に取り組みます。また、データ分析の知識やスキルを実践的に学べる講習会や実践の場を提供し、データを活用できる人材育成の推進を目指します。


SASについて
SASはデータとAIのリーディング・カンパニーです。SASの革新的なソフトウェアと業界特化型のソリューションが、世界中のお客様にデータを信頼できる意思決定に変換するパワーを届けています。SASは「The Power to Know®（知る力）」をお届けします。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。