■年間200冊もの本のデザインをする超人気ブックデザイナーの
「仕事も遊びも続ける技術」
本書は、時間を自分で生み出し、自分の人生をどう生き抜いていくかという人生戦略本です。
2024年に実施した時間に関する調査では、70.8%が「時間に追われ」、60.8%が「1日24時間では足りない」と回答。
1日が24時間では足りないと感じる人の割合が過去最多になり、時間に追われる現代人の傾向が顕著になってきてたそうです。
(出典:『セイコー時間白書2023』https://cdn.kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M103679/202405301566/_prw_OR1fl_7cG3V7DW.pdf?utm_source=chatgpt.com)
著者の井上新八さんは圧倒的な仕事の早さとクオリティでベストセラー書籍を多数手掛けている超人気ブックデザイナー。
常時30件ほどの仕事を並行させながら、20年以上も独学、たったひとり、アシスタント無しのフリーランスとして活動。
出版業界では「井上新八に頼めば間違いない」と圧倒的な信頼を得ています。
そんな超多忙の中毎日欠かさず1冊の本を読み、映画館に足を運び、ランニング・筋トレをおこない最新のドラマとアニメはほぼおさえ、ドラゴンクエストもどうぶつの森もポケモンもプレイし、独学でダンスを習得し、ブログの原稿も書き、飲みに出かける……。
本書では、そんな並外れたな生活を送りながら、つねに第一線で活躍し続ける著者が明かした「時間をデザインする方法」が余すことなく語られています。
フリーランスや社会人だけではなく、家事に追われる主婦の方、副業を始めたい方、新しいことに挑戦したい方にもおすすめの一冊です。
■「面倒くさい」を超えて「当たり前」を作っていく
時間の使い方のひとつに大切なのは『「面倒臭い」の一歩先をいくこと』だと本書では語っています。
(本文より)
「ちょっと面倒くさいなと思うようなことがあったら、あえてそれをやる」
母が医師に言われた言葉だけど、これはむしろわたしのための言葉になっていた。
「面倒くさい」と思いながら、掃除をする。
「面倒くさい」と思いながら、すぐメモを取る。
「面倒くさい」と思いながら、毎日本を読む。
「面倒くさい」と思いながら、毎日文章を書く。
読むこと、書くこと、運動すること、踊ること、掃除すること……ある意味でわたしは
毎日「面倒」を超え続けるようになった。
最初はやるたびに「面倒だな」と思っていたけど、何年か経って、いまそれはすでに面倒の顔をしていない。当たり前のことになっている。
「面倒くさい」を超えて「当たり前」を作っていく。
それがルーティーンの効果なんだろうなと思う。
■目次(一部抜粋)
1章 時間をデザインするために
・すべては「どうぶつの森」が教えてくれた
・朝やることをリストアップする
・「新しい1日」として午後をデザインする
・「終了時間を決める」を習慣化する
・無意味なことに名前を付ける
・「体調を壊した日用」のルーティーンを用意する
・定期的に見直す習慣を作る
2章 時間を生み出すために
・締め切りを支配する
・まずは0を1にする
・分解して名前を付ける
・今日の課題は今日片づける
・今日1秒でもいいからやる
・「生きる」ことをちゃんとする
3章 時間を活かすために
・ひらめきを待たずに手を動かす
・出し惜しみをせずに出す
・あえて遠回りする
・仕事を簡単に断らない
・どうしても「ない」時間は朝に作る
・雑用をクリエイティブにこなす
・終わったらすぐはじめる
4章 時間を充実させるために
・まずは「やります!」と言ってみる
・頼まれたらまずやってみる
・頼む前に自分でやってみる
・面白くないことはコンテンツ化する
・「遊び心」でテンションを上げる
・続けることで価値を生み出す
■中身紹介