■“通わせない状態を目指す”整体師が贈る「本当に健康な人の考え方」
辛い肩こり、原因不明の腰痛、何度も繰り返す偏頭痛、不眠症、突発性難聴、そして気分の浮き沈み……
これらの身体のサインに気づかないふりをして、頑張り続けていませんか?
整体院やマッサージに通うも根本解決にはいたらず、不調を繰り返していませんか?
わたしたちは、つい症状が出ている場所ばかり目を向けがちです。
しかし、どんなに痛みのある部分を施術しても、それだけでは意味がないとしたら。
著者のいっせいさんが経営する「卒業させる整体院」は、“通わせない状態を目指す”をコンセプトに、これまで1万人以上の不調の根本を解決してきました。
■不調のすべての根本は、心の我慢が原因
本書は社会や他人の期待に応えることに疲れた現代人に向けて、「ちゃんと生きる」ことにこだわらず、自分自身を優先して生きる勇気を持つことの大切さを語る一冊です。
いっせいさんと一般的な整体院との大きな違いは、「身体」と「心」、その両方からアプローチする点です。
彼は「不調のすべての根本は、心の我慢が原因」だからと提唱します。
それは、日々必死に耐えているものもあれば、まだ気づいていない無意識レベルのものまで。
たとえば
・不眠症→昼の時間、他人のために生きているから夜に自分だけの時間を生きようとする
・突発性難聴→「これ以上聞きたくない」というサイン
・呼吸が浅い→本音を吐き出すことができていない
本書はそんな心のフタをひとつひとつあけて、「心の我慢」を手放し、「自分らしく生きる」ことの本当の意味を、日常生活の中で実践できる方法とともに提案します。
■自身の体験を通じて「自分ファースト」の重要性を深掘り
いっせいさんは某国立大学医学部在学中、突如として激しい腰痛と足のしびれを発症し、以来、半ば寝たきりの状態となりました。
自身の状況を変えたい気持ちもあり、卒業後は理学療法士として病院に就職。整形外科の手術前後の患者を担当しながら自身の治療も行いますが、3年間で300万円以上の治療費をかけても症状は改善しませんでした。
そんな時、あることをきっかけに自身の「身体の使い方」に違和感があると気づきます。
独学で身体について学び治療をしていくと、なんとわずか1ヶ月で完治させることに成功。
これを機に整体院を開業します。
順風満帆な最中、自転車で大事故を起こします。胃に穴が空き生死をさまよっている中、今まで蓋をしていた、腹の底にあった自身の本音に気づきます。
その本音を相手に正直に伝えたところ、体も心も生まれ変わったように軽く、晴れやかになりました。
その結果回復力も高まり、手術した胃の不調もラクになり、元通りになったそうです。
その一連の出来事に「身体の不調は心の我慢が引き金」ということに気づき、現在の施術スタイルを確立します。
現在では口コミだけで1万人以上の患者が来る人気整体院となっています。