あおぞら銀行とサステナビリティ目標達成に連動した借入契約を締結
1.実施の背景
NSGグループは、サステナビリティへの取り組みは、環境や社会課題の解決、および事業の持続的な発展を両立させる重要な活動であると位置づけ、サステナビリティ活動を通じて社会と共に成長することを目指しています。
なかでも気候変動対策をはじめとする環境問題への取組を最重要課題の一つとして位置付け、製造工程で発生するCO2の削減、再生可能エネルギーへのシフトに積極的に取り組んでいます。NSGグループが掲げる温室効果ガスの排出削減目標は、日本のガラス製造業として初めて「科学的根拠に基づいた目標」としてSBTイニシアティブ(SBTi)に認定されている他、世界で初めて水素エネルギーや100%バイオ燃料によるガラス製造実験に成功するなど、環境問題に対する積極的な取り組みを進めています。
今般の借入契約で設定されたサステナビリティ目標は、NSGグループの温室効果ガス削減目標、およびカーボンニュートラル達成目標に沿ったものであり、この達成を目指すことで、事業戦略の遂行とサステナビリティ推進の両立に繋げてまいります。
2.借入契約内容借入契約内容
契約締結日 | 2024年11月29日 |
貸付人 | 株式会社あおぞら銀行 |
借入額 | 13億円 |
借入期間 | 4年 |
PIFにて掲げる KPIおよび目標 |
<CO2排出量削減率(2021年比)> ・Scope1,2のCO2排出量を2030年までに2021年比24.0%削減 <再生可能エネルギー電力比率> ・事業活動で消費する全電力における再生可能エネルギー由来の電力使用割合を 2030年までに85%とする *各年次ごとの目標値と実績値を貸付人が確認 <事業による環境への貢献> ・環境貢献製品・技術の提供を通じた、脱炭素社会の実現への寄与 *定性目標として年次モニタリング時に貸付人が確認 |
ポジティブ・インパクト・ファイナンス(以下、「PIF」)は、借入先企業の企業活動が環境・社会・経済にどのようなインパクト(影響)を与えるかを包括的に分析・評価し、ポジティブなインパクトの進展・拡大ないしはネガティブなインパクトの緩和・抑制を継続的に支援することを目的としたファイナンスです。
「あおぞらESGフレームワークローン」は、あおぞら銀行が2022年6月1日付で株式会社格付投資情報センター(R&I)より国際的な原則等に整合的である旨のセカンドオピニオンを取得した、借入先企業のサステナブルファイナンスの取組みを支援する制度です。また、2023年6月1日には、「あおぞらポジティブ・インパクト・ファイナンス」として、PIF評価実施体制が国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)の制定したポジティブ・インパクト金融原則(PIF 原則)に適合している旨のセカンドオピニオンを取得されています。
以 上
<参考>株式会社格付投資情報センター ホームページ:
https://www.r-i.co.jp/rating/esg/sustainabilityfinance/index.html
株式会社あおぞら銀行 ホームページ:
https://www.aozorabank.co.jp/corp/sustainability/environment/achievement-2/
NSGグループ(日本板硝子株式会社およびそのグループ会社)について
NSGグループは、建築および自動車用ガラスとクリエイティブ・テクノロジー分野で事業を展開する世界最大のガラスメーカーのひとつです。
建築用ガラス事業は、各種建築用ガラス、太陽電池パネル用ガラス等を製造・販売しています。
自動車用ガラス事業は、新車用(OE)ガラスや補修用(AGR)ガラスの分野で事業を展開しています。
クリエイティブ・テクノロジー事業の主要製品は、プリンターやスキャナーに用いられるレンズ、タイミングベルトの補強材であるグラスコードを中心とした特殊ガラス繊維やガラスフレーク、およびファインガラスです。
NSGグループのサステナビリティ活動について
https://www.nsg.co.jp/ja-jp/sustainability