9年連続で商船三井グループ管理船が海上気象観測通報優良船として表彰
~2024年気象庁長官表彰を「ESSHU MARU」「SUZUKASAN」が受賞~
株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「当社」)のグループ会社であるMOL LNG輸送株式会社(社長:太田敏彦、本社:東京都港区)およびMOL Tankship Management Pte. Ltd.(社長:丸田芳郎、本社:シンガポール)が管理する船舶2隻が、海上気象の観測・通報により気象業務の発展に多大な貢献をしてきたことが評価され、海上気象観測通報優良船として気象庁長官表彰を受賞しました。気象庁は、毎年6月1日の気象記念日(註1)に、海上気象の通報者を対象に「国土交通大臣表彰」、「気象庁長官表彰」を授与しています。当社グループ管理船は2016年より9年連続で同記念日に表彰を受けています。
LNG船「ESSHU MARU」
VLCC「SUZUKASAN」
海上の気象観測データ収集が困難なため、気象庁をはじめとする世界中の気象機関は、航行中の船舶から提供された気象観測データを基に天気図などの気象データを作成しています。作成された気象データは、日々の海陸の天気予報に役立てられるだけでなく、温暖化や気象変動の監視・研究など、広く地球規模で活用されています。
気象データの収集・提供が安全運航に寄与することから、当社グループ管理船ではこの取り組みを日々の船上業務に加え意識的・継続的に行っています。
今後も海上気象観測データの提供を継続し、社会とともに相乗的・持続的に成長する企業として海上の安全と地球環境の保全に貢献していきます。
(註1)気象記念日:
明治8年(1875年)6月1日に気象庁の前身である東京気象台において業務を開始したことを記念して、昭和17年(1942年)に制定され、今年で第149回目となる。毎年記念式典が行われ、気象業務に功績のあった個人・団体が表彰される。
商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題(マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Safety & Value -安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供-」、「Environment -海洋・地球環境の保全-」、「Human & Community -人の活躍と地域社会の発展-」にあたる取り組みです。