【東芝デジタルソリューションズ】ビッグデータ・IoT向けデータベース「GridDB® 5.6 Enterprise Edition」の販売を開始
~大規模災害に備えたレプリカ(複製データ)を分析にも活用する「サイト間データベースレプリケーション」機能を搭載~
東芝デジタルソリューションズ株式会社
ビッグデータ・IoT向けデータベース「GridDB® 5.6 Enterprise Edition」の販売を開始
~大規模災害に備えたレプリカ(複製データ)を分析にも活用する
「サイト間データベースレプリケーション」機能を搭載~
東芝デジタルソリューションズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:島田 太郎、以下 当社)は、ビッグデータやIoTデータの管理に適したデータベース「GridDB®」の新バージョンとして、災害に備え異なるサイト(拠点)に複製されたデータ(レプリカ)を、万一に備えて保存しておくだけでなく、サイトを横断したデータ分析も可能にする「サイト間データベースレプリケーション」機能を搭載したGridDB® 5.6 Enterprise Edition(以下、GridDB® 5.6 EE)の提供を本日から開始します。
広範囲にわたってサービスを展開している企業においては、地域ごとに設備の稼働データを収集し、監視・分析することが多く、また、万一の大規模災害に備えてデータを別の地域のデータセンターにレプリケーション(複製)し、システムを早期に復旧できるようにしています。その際、事業継続に直結するデータについては、レプリカをすぐに使える状態(ホットスタンバイ)にしている一方で、設備の稼働状況などのIoTデータのレプリカについてはデータ量が膨大になるため、災害が発生してから使える状態(コールドスタンバイ)にすることが一般的でした(図1)。しかしながら、近年は平常時においてもこのコールドスタンバイのデータを活用し、地域を横断して稼働状況を分析したいというニーズが高まってきました。
今回、GridDB® 5.6 EEで新たに搭載した「サイト間データベースレプリケーション」機能では、サイト間で転送された更新データを分単位でレプリカに反映することで、平常時でもレプリカにアクセス・分析できる機能を実現しました。これにより、地域を横断した分析を行い、より高度な知見を得ることが可能になります。また、レプリカが常にアクセスできる状態になっているため、万一の大規模災害時に、レプリカをプライマリに短時間で切り替え、災害からの復旧時間を大幅に短縮することが可能になります(図2)。
また、近年ますます増大するデータ規模に対して高速なアクセスを維持したいというユーザニーズの高まりに応え、GridDB® 5.6 EEでは以下の機能も搭載しました。
●大量のデータを複数のサーバを使って分散処理する際に、分散を最適化する機能(クラスタパーティションアルゴリズムの追加)
当社は今後も、IoTやビッグデータによるデジタルトランスフォーメーションやサイバーフィジカルシステムを支えるデータベースとして、GridDB®を強化してまいります。
■ ビッグデータ・IoT向けデータベース「GridDB®」について
産業や社会を支える多種多様なシステムを構築・運用してきた知見・実績を基に、当社が開発したスケールアウト型データベースです。 膨大な時系列データを効率よく蓄積し、高い性能をスケーラブルに発揮できます。IoTやビッグデータに適した「時系列データ指向」「ペタバイト級の高い処理能力」「高い信頼性と柔軟な拡張性」「開発の俊敏性と使いやすさ」を特長としています。
GridDB®商品情報サイト
http://www.griddb.com
GridDB®オープンソース公開サイト
https://github.com/griddb
GridDB®開発者向けサイト
https://griddb.net/
*GridDBは、東芝デジタルソリューションズ株式会社の日本における登録商標です。
*その他、本文章に記載されている社名および商品名はそれぞれ各社が商標または登録商標として使用している場合があります。
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