コルクの佐渡島庸平さん絶賛!東大卒・こじらせニートの哲学エッセイ 書籍『自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学』4月23日発売
note記事「東洋哲学本50冊よんだら『本当の自分』とかどうでもよくなった話」が話題を呼び待望の書籍化
3年半の歳月をかけて世に出した傑作
本書は著者のしんめいP氏が東洋哲学の思想を面白おかしく超訳した初の書籍です。
noteに書いた「東洋哲学本50冊よんだら『本当の自分』とかどうでもよくなった話」
(https://note.com/shimmei/n/n6a2c5246a676)
がサイト内で人気記事に。その後編集者の目に止まり、更に知識を深め3年半の歳月をかけ出版に至りました。
コルクの佐渡島庸平さんも「『色即是空、空即是色』についてこんなに今の人に通じやすい文章はなかなかない。すごくよかった。」と絶賛しています。
■虚無感から救ってくれた「東洋哲学」
しんめいP氏は東京大学卒業後、大手IT企業に入社するも仕事ができず逃げるように退職。
その後地方で教育事業→フリーランス→お笑い芸人と様々なことにチャレンジするも、どれも長続きはせず、失業や離婚を経てついには実家に帰り、5年間布団の中で引きこもる生活をしていました。
エリート人生を送り「何者かになりたかった」著者は、様々な書籍を読み漁る中「東洋哲学」に出会い衝撃を受け、これまで自分のこだわってきたことが意味がなかったと気づきます。
(以下本文より)
東洋哲学にふれていると、
「ふとんに入ってるくらい、何の問題もない」と思えてくるのだ。
人生は、ムズくない。本当はシンプル。
難しくしているのは自分なのだ。
そんなことを教えてくれる。
そして、ふとんに入ったまま、この本を書くことになったのだ。
東洋哲学は、とにかく楽になるための哲学だ。
無職だろうが、離婚してようが、ふとんにいようが、
めちゃくちゃ楽になれる、ヤバい哲学である。
■7人の哲学者から学ぶ「自分らしさ」の答え
この本では、ブッダ、龍樹、老子、荘子、達磨大師、親鸞、空海の東洋哲学者7人を紹介しながら、彼らの哲学を知って、実際に著者がどう楽になったかを語っています。
(以下本文より)
東洋哲学のいいとことは、きほんてきに、
「どう生きればいいか」がテーマなこと。
そして「答え」があること。
よく哲学は「答えがない」といわれるけど、
東洋哲学は、超しっかり「答え」があるのだ!
これはありがたい。
【目次】
1章 無我 自分なんてない ブッダの哲学
ブッダってだれ?
超ハイスペックなひきこもり
ブッダ、自分探しの旅にでる
修行しすぎて死にかける
歴史をうごかしたおかゆ
自分とか、ない。
逆に、どこに「自分」がある?
苦しみをなくす、衝撃の方法
ブッダと「無我」のその後
2章 空 この世はフィクション 龍樹の哲学
龍樹ってだれ?
龍樹、あのひとに似すぎ問題
龍樹のガチの黒歴史
インド中を論破する
空
世界が激変するヤバい哲学
みんな「ことばの魔法」にかかっている
みんな魔法を使ってる
「ことばの魔法」の正体
家族も「フィクション」
会社も「フィクション」
国も「フィクション」
モノさえも「フィクション」
まちも「フィクション」
すべてはつながっている
境界線、ぜんぶ幻
ひとつのものに宇宙をみる
空をかんじるとき
すべての悩みは成立しない
ぼくと「空」
革命戦士になるため島へ
芸人になることにした
からっぽになったら「空」が心に沁みた
3章 道 ありのままが最強 老子と荘子の哲学
老子ってどんな人
ありのまますぎ
荘子ってどんな人
道とはなにか
「現実」も「夢」もあいまい
「道」がわかれば天下がとれる
「道」から学ぶ婚活術
「道」から学ぶ転職術
ぼくと「道」
4章 禅 言葉はいらねぇ 達磨の哲学
全然しゃべらないタイプの人
ダルマさんは「もってる」
ダルマさん、無愛想すぎて終わる
ダルマさん、言葉すてすぎ問題
またしても訪れる奇跡
禅、中国にひろがる
禅とはなにか?
本を、ありのままみる
ピンチなときこそ「言葉をすてる」
この原稿ができるまで
ぼくと「禅」
5章 他力 ダメなやつほど救われる 親鸞の哲学
一休も絶賛した親鸞の哲学
地獄の京都にうまれたエリート
たどりついた「他力」の哲学
あきらめると、「空」がやってくる
ただ、信じる
親鸞のセンパイ 「法然」の弱点
親鸞、ダメ人間をきわめる
親鸞、逮捕されて改名
親鸞、覚醒する
さとり人口の拡大
ぼくと「他力」
6章 密教 欲があってもよし
フィジカルモンスター・空海
万物の天才、空海
空海は陽キャ
東洋哲学やるひとの「弱点」
「密教」は超ポジティブ
「密教」の「空」
マンダラにかかれているもの
さとったらみんないっしょ
「なりきる」ことのパワー
大日如来になりきる
生命を肯定するってことは...
性エネルギーってなんだ
欲望、もっててよし
ぼくと「密教」
■中身紹介
ぜひ書籍の紹介や著者取材などご検討ください。
監修:鎌田東二
京都大学名誉教授。
武蔵丘短期大学助教授、京都造形芸術大学教授、京都大学こころの未来研究センター教授、上智大学大学院実践宗教学研究科・グリーフケア研究所特任教授を経て、NPO法人東京自由大学名誉理事長、天理大学客員教授。
専門は宗教哲学、比較文明学、民俗学、日本思想史、人体科学など多岐にわたり、縦横無尽に学問領域を行き来し、独自のあたらしい観点から多様な研究を続けている。『悲嘆とケアの神話論: 須佐之男と大国主』(春秋社)など著書多数。