柏の葉スマートシティの街づくりは第2 ステージへ 2030 年に向けて「イノベーションキャンパス構想」を推進

三井不動産株式会社

第1 ステージの集大成「ゲートスクエア」は最先端スマートシティの“ショーケース”
スマートシティの街づくりを国内外へ発信するツアーやイベントを今後開催

■ 三井不動産株式会社は、スマートシティ戦略のフラグシップ・プロジェクトとして進める街づくり「柏の葉スマートシティ」(千葉県柏市)において、7 月8 日にグランドオープンする駅前中核街区「ゲートスクエア(GATE SQUARE)」の誕生を機に、2030 年に向けた新たな街づくりの方針となる、「イノベーションキャンパス構想(※)」に基づき、今後の事業を推進してまいります。 ■ 当社は、2005 年つくばエクスプレス開業以降、柏の葉スマートシティにおける街づくりの第1ステージとして、柏の葉キャンパス駅周辺の4 つの街区を「先行モデルエリア」と位置づけ、環境共生・健康長寿・新産業創造をテーマに街づくりを進めてきました。 このたびの「ゲートスクエア」のグランドオープンによって、住宅、商業、オフィス、ホテル、ホールなどの都市機能が集積した、複合開発型のスマートシティが本格稼動します。そして今後は、柏の葉スマートシティのさらなる進化・成長を目指し、周辺エリアの開発に着手し、第2 ステージの街づくりに移行します。 ■ 第2 ステージでは、ゲートスクエアを中心に具現化した最先端のスマートグリッドをはじめとするスマートシティの機能を、街全域(約300 万m2)へ広げていくとともに、公・民・学で連携しながら次世代ライフサイエンスの産業創造拠点の開発などを行い、「イノベーションキャンパス構想」の実現に向けた街づくりを進めてまいります。 ※ イノベーションキャンパス構想とは、千葉県、柏市、東京大学、千葉大学が共同で策定した「柏の葉国際キャンパスタウン構想」において、駅前街区周辺ゾーンに住宅一体型の研究開発複合拠点の形成を図るエリアとして策定されたものです。 【柏の葉スマートシティ 第2 ステージ 推進計画】 <テーマ> 「多様なプレイヤーが次々とイノベーションを起こす街」 企業・大学・研究機関・住民などの多様なコミュニティが連携し、街全体で多世代・多分野・多国籍の人々が交流しながらイノベーションを日常的に起こし、新産業を創造する都市の実現 <街づくり方針> (1) ミクストユースの街づくり ・ゾーンを分けずに、職・住・遊・学の機能を融合した、複合プレミアムを創造する街づくり ・曜日や昼夜を問わず街全体で賑わいや交流を創出する、昼夜人口のバランスに配慮した計画 (2) 水と緑に溢れたアーバンデザイン ・道路や公園などのパブリックオープンスペースを含めた環境整備を公・民・学の連携で推進 ・柏の葉の豊かな自然環境を生かした街づくりによって、郊外型スマートシティの魅力を創出 <期間・規模・目標> 対象期間:2014 年~2030 年 対象面積:約300 万m2 目 標:居住人口 約26,000 人、就業人口 約15,000 人、来街者数 約1,000 万人/年 の街づくり [参考] 先行エリア(第1 ステージ)の状況(2014 年7 月時点) 対象面積: 約12.7 万m2 人口規模: 居住人口 約5,000 人、就業人口 約1,000 人、来街者数 約700 万人/年 ※居住人口は1 世帯あたり2.5 人と想定して算出(柏市国勢調査を参考) ■ 当社は「ゲートスクエア」北部に広がる約21 万m2の地域を、第2 ステージの重点エリアと位置づけ、「イノベーションキャンパス構想」実現に向けた街づくりを推進してまいります。 当エリアでは、「ミクストユースの街づくり」と「水と緑に溢れたアーバンデザイン」を進めながら、ライフスタイル提案型の商業施設(柏の葉T-SITE(仮称))や次世代ライフサイエンスの産業創造拠点を開発していく計画です。また、再生可能エネルギーや高効率な発電・蓄電システムの導入と「柏の葉AEMS(エリアエネルギー管理システム)」の拡張により、当エリアにおいてもスマートグリッドを実装してまいりたいと考えています。 <柏の葉スマートシティ 第2 ステージ(重点エリア)の街づくりポイント> (1) 親水空間の整備 ・重点エリアの中心に位置する2 号調整池を活用し、自然共生型の親水空間として整備 ・水辺にオープンテラスなどを設けて、潤いと賑わいに溢れた交流の場づくりを推進 (2) ライフスタイル提案型の複合商業施設 ・カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)と連携し、ライフスタイル提案型の複合商業施設「柏の葉T-SITE(仮称)」を開発、2016 年秋に開業を予定 ・知的好奇心の高い大人に向けて、世界の最新情報とライフスタイルを届ける書店・カフェ・ショップなどを集結し、住民・就業者・大学関係者が交流するコミュニティ拠点を創造 (3) 次世代ライフサイエンスの産業創造拠点 ・柏の葉に立地する東京大学・千葉大学・国立がん研究センターなどの学術研究機関と協働し、産学連携および医工連携によって、次世代の産業創造拠点開発を推進 ・バイオベンチャー・製薬企業・医療機器メーカー・電機メーカーなど多様な事業者をエリア誘致 ・学術研究機関が有する臨床データベースやゲノム解析を活用したオーダーメイド医療の研究開発、住民との連携によるICT ヘルスケア事業の商品開発や実証実験を推進 ■ 当社は第2 ステージ以降において、柏の葉スマートシティを進化・成長させていくとともに、スマートシティによるビジネスモデルを確立し、国内外に向けた街づくりの輸出展開を進めていきます。 今回グランドオープンする「ゲートスクエア」では、国内外から集まる人々へ柏の葉スマートシティの先進的な街づくりを広く紹介しながら、実際に体験することのできる施設見学ツアーやイベントを開催し、当社が推進するスマートシティ戦略の“ショーケース”としても機能していきます。

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