DICグループ、視認性と景観調和を両立した視覚障がい者用点字誘導ブロック「ルシダ®」のブランドロゴタイプを誘導ブロックメーカーへ無償提供開始
-カラーユニバーサルデザインを取り入れ、色覚の多様性に対応した社会インフラの普及に貢献-
DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:猪野薫)およびDICカラーデザイン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 町田 英保)は、視認性と景観調和を両立した視覚障がい者用点字誘導ブロック「ルシダ®」のブランド発信力を強化するため、誘導ブロックメーカーへのブランドロゴタイプの無償提供を開始しました。この取り組みにより、「ルシダ®」ブランドを確立し、今後カラーユニバーサルデザインを取り入れた社会インフラの更なる普及に貢献します。背景
「ルシダⓇ」は、従来の黄色に比べ視力の低い人(ロービジョン)にも視認しやすく、かつ周囲の景観とも調和しやすくするため、カラーユニバーサルデザインに対応した色(ウォームイエロー、クールイエロー)を採用した誘導ブロックです。現在は、誘導ブロックの敷設に用いられる屋内外施工のほとんどの場面に対応した製品として建築物や駅などを中心に設置が進んでいます。
概要
DICグループは、「ルシダ®」ブランドを社会へ幅広く訴求することを目的に、誘導ブロックを扱うメーカーに「ルシダ®」のロゴタイプと使用マニュアルの無償提供を開始しました。これにより、各メーカーが販売するセラミック・タイル、樹脂、コンクリートなど材質が異なる誘導ブロックであっても同じ色調の製品として扱えるため、景観に統一感を与えることが出来ます。今後、建設・建築業界において「ルシダ®」の材質ごとの製品ラインナップが把握しやすくなり、誘導ブロックとしての視認性・記号性を確保しつつ、色彩的にも整った景観づくりを後押しします。
「ルシダⓇ」のロゴタイプは、クリエイティブデザインを手掛けるDICカラーデザインが制作しました。誘導ブロックが安全な歩行経路を分かりやすく示すための記号であることや、景観に調和する色彩という「ルシダ®」のコンセプトから、「安心・調和」をテーマとしてやさしく丸みのある形に設定しました。「U」から出るラインは、誘導ブロックをイメージした「歩行のしやすさ」、また、メーカーや材質を横断して設置できる製品として、「これまでにない新しい一歩を踏み出し進んでいく」という想いを表現しています。
今後の展望
DICグループは、「彩りと快適を提供し、人と地球の未来をより良いものに – Color & Comfort –」という経営ビジョンのもと、今後も社会やお客様のニーズに対応した製品やソリューションを提供し、広く社会に貢献していきます。
【採用事例】
①セラミック・タイル製品(株式会社LIXIL)
②アクリル樹脂系シートタイプ製品(大光ルート産業株式会社)
③コンクリート製品(日本興業株式会社)/アクリル樹脂(株式会社キクテック)
【2種の材質を組み合わせた事例】
※手前:日本興業株式会社/奥:株式会社キクテック
※左:株式会社キクテック/右:日本興業株式会社
【会社概要】
-DICカラーデザイン株式会社について
所在地:103-8233 東京都中央区日本橋三丁目7番20号 ディーアイシービル5F
代表者:代表取締役社長 町田 英保
設立年: 2000年4月
主な事業内容:カラーを基軸としたコンサルティングビジネス・グラフィックデザインビジネス、粘着製品及び印刷製品の加工及び販売
Webサイト:https://www.dic-color.com/
-DIC株式会社について
DICは日本で有数のファインケミカルメーカーのひとつであり、DICグループの中核企業です。DICグループは、世界全体でSun Chemical Corporationを含む約190の子会社によって構成され、60を超える国と地域で事業を展開しています。グループ全体として、人々の生活に欠かせない包装材料 、テレビやPC等のディスプレイに代表される表示材料 、スマートフォンなどのデジタル機器や自動車に使用される高機能材料を提供するグローバルリーディングカンパニーと認知されています。これらの製品を通じて、社会に安全・安心、彩り、快適を提供しています。DICグループは持続可能な社会を実現するため、社会変革に対応した製品や社会課題の解決に貢献する製品の開発にグループ一丸で取り組んでいます。連結売上高1兆円を超え、世界全体で2.2万人以上の従業員を有するなか、DICグループはグローバルで様々なお客様に寄り添っていきます。詳しい情報は、https://www.dic-global.com/ をご覧下さい。