店内トレー包装のプラスチック使用量を約85%削減するトップシール包装が可能な「寺岡純正紙トレー」が登場

株式会社寺岡精工

精肉や惣菜パックのお買い物にエコな選択肢を提供

 株式会社寺岡精工(本社:東京都大田区/代表取締役社長 山本宏輔)は、スーパーマーケット等の店内で行うトップシール包装に対応した「寺岡純正紙トレー」をリリースしました。従来の発泡トレーへのオーバーラップ包装から、寺岡純正紙トレーへのトップシール包装に変更することで、プラスチック使用量を約85%削減できます。
 
寺岡純正紙トレー

 昨今、世界中で脱プラスチックの動きが加速しており、日本では2022年4月よりプラスチック資源循環促進法が施行されるなど、小売店においてもプラスチックの排出抑制が求められています。しかし、スーパーマーケットなどの小売店内で製造される精肉・惣菜等のパック包装では、プラスチック製のトレーが一般的であり、プラスチック使用量を減らすことが難しい現状があります。

■特殊な形状で密封性を高めた紙トレー
 この度開発した「寺岡純正紙トレー」は、TERAOKAの卓上省資源トップシール機「SWS-5600e」専用紙トレーです。表面のみをフィルムコーティングした一枚の紙を折りたたんでトレーの形にしており、プラスチック使用量は一般的な発泡トレーの約2%ほど。発泡トレーへのオーバーラップ包装から、紙トレーへのトップシール包装に変更することで、1パックあたりのプラスチック総使用量を約85%削減*1します。
 内面に施された防水処理に加え、トップシール包装時にフィルムを溶着するトレーの縁の段差を特殊な形状(※特許出願中)とすることで密封性を高め、内容物の液漏れを防いでいます。
 トレー素材には、適切に管理された森林で生産されFSC(Forest Stewardship Council)認証を取得した紙を使用。手で四隅を開くことで簡単に平らな紙になるため、まな板代わりにも使用でき、捨てる際もかさ張りません。
 現在は一部のスーパーマーケットで先行導入され、ご好評いただいています。
 
■フィルム使用量を最低限に抑えるトップシール包装
 トップシール包装とは、フィルムをトレーの上縁部分に熱溶着(ヒートシール)で貼り付ける包装形態です。これにより、トレー底面まで全体を包み込む(オーバーラップ)従来のフィルム包装と比べてプラスチックフィルムの使用面積は約75%削減され、使用重量では最大61%の削減*2となります。
 専用の卓上省資源トップシール機「SWS-5600e」は、幅60cm×奥行84cmのコンパクト設計で、卓上トップシール包装機(包装・計量・値付を行うトレー対応型機)では市場最小です。床面設置面積は幅50cm×奥行40cmで、スペースに限りがある小売店のバックヤードへも設置が可能です。
卓上省資源トップシール機「SWS-5600e」

*1 「寺岡純正紙トレー」を「SWS-5600e」を用いてトップシールした包装と、同サイズの発泡トレーを当社従来包装機でオーバーラップした包装との使用プラスチック総重量を比較。
*2 「SWS-5600e」によるトップシール包装で使用するフィルムと、同サイズのトレーを当社従来包装機でオーバーラップした際のフィルムの使用重量を比較

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