【日本工業大学】フィンランドの大学教員による建築コース対象セミナーを開催しました

日本工業大学

日本工業大学(埼玉県宮代町/学長 竹内貞雄)は11月13日、埼玉キャンパスにて、タンペレ大学(フィンランド)建築環境学部のイルギン博士によるオンラインセミナーを開講しました。テーマは「蟻組み厚板木材と高層木造ビル」で、建築を学ぶ学生約60名の他、オンライン経由でも他大学の研究者や学生など約30名が参加しました。 今回のテーマである「蟻組み厚板木材の研究開発」は、地球環境にやさしい木材を、接着剤を用いずに高層木造ビルの床壁といった厚板の主要構造部材として有効活用することを目標に進められています。 本学とタンペレ大学とは本年2月、同大学のアミール・イルギン博士より、本学建築学科の那須秀行教授に対して耐震実験手法に関する問合せがあり、研究支援を行ったことから交流が始まりました。これは、那須教授が2007年〜2009年の間に現地駐在していたスウェーデンSP技術研究所(現RISE)から推薦があったことがきっかけとなっています。 そして6月、ノルウェーのオスロで開催された木質構造の国際学会WCTE2023において両者が対面した際、イルギン博士より研究交流を行いたいと提案があり、本セミナー開催へと繋がりました。 当初は那須研究室の大学院生と学部生向けの勉強会を想定していましたが、世界的に期待かつ注目されている大型木造に関する内容であるため、木質構造やプレゼミ受講生のうち希望者も参加できるよう会場を大教室に変更。加えて、他大学(宇都宮大、静岡大、東京大、東京理科大)の木質構造分野の教員やゼミ生、日本建築学会の委員を務める国立研究機関研究者や民間技術者など約30名も学外からオンラインで参加しました。 本プロジェクトは北欧諸国のコラボレーションによって進められていますが、本学の木質構造分野が北欧諸国との繋がりの中で学術的に貢献していることを示す一例となりました。 イルギン博士のプレゼンテーションは英語で行われましたが、写真や図に加え、本学会場では日本語による補足説明も行われたため、学生達にもイメージは伝わったようです。 聴講した学生からは「木質構造に関する更なる興味や、英語学修への強いモチベーションアップに繋がった」といったポジティブな感想が多く聞かれました。 【参考】 ◆タンペレ大学 https://www.tuni.fi/en/about-us/tampere-university ◆当プロジェクトについて(英文) https://www.tuni.fi/en/research/dovetailed-massive-wood-board-elements-multi-story-buildings-acronym-domwob ◆木質構造研究室 (facebook) https://www.facebook.com/profile.php?id=100057701250288 ◆研究室紹介(木質構造研究室・那須 秀行 教授) https://www.nit.ac.jp/department/architecture/lab/lab2/wood ▼本件に関する問い合わせ先 企画室 TEL:TEL. 0480-33-7519 メール:kouhou@nit.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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