タレント人気度の東西比較、関西は“地元愛”が大きく影響「ミルクボーイ」人気度は関東の2倍!インフルエンサー調査(関東)、Z世代では「HIKAKIN」が1位

株式会社ビデオリサーチ

~「タレントイメージ調査関西地区版」「インフルエンサー調査」の事業化に向けプレ調査を実施~

株式会社ビデオリサーチ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:望月 渡)は、キャスティング情報として提供している「タレントイメージ調査」(東京50km圏、年2回調査)について、地域によるタレントへの生活者のイメージの違いや、マーケティング戦略として注目度が高いYouTuberをはじめとしたインフルエンサーの人気度などについて明らかにするため、実験調査を行った結果をまとめましたのでその一部をお知らせいたします。「関西地区調査」と「インフルエンサー調査」は来年度以降の事業化に向け検討を進めてまいります。

<今回のリリースポイント>
✓  関西で人気度 No.1 は「大谷翔平」!「ミルクボーイ」の人気度 41%は関東の 2 倍
✓  Z 世代で人気度 No.1 のインフルエンサーは「HIKAKIN」、男性ファンの熱量が高め



■関西で人気度No.1は「大谷翔平」!「ミルクボーイ」の人気度41%は関東の2倍
関西地区男女12-69才における人気度No.1は「大谷翔平(67%)」、第2位は「サンドウィッチマン(65%)」と僅差ではありますが、関東(東京50㎞圏)の順位が逆転となる結果になりました。(参考:関東の23年7月度調査結果 https://www.videor.co.jp/press/2023/230829.html
また、上位10位の人気度において、ほぼすべてのタレントで関東よりも高くなっており、関西はタレントに対する関心が高い様子がうかがえます。(図表1)
次に、人気度の傾向について東西の違いを見ると、「ミルクボーイ(41%)」、NMB48の「渋谷凪咲(32%)」は関東での人気度の2倍以上になっているなど、関西出身のタレントに対する好意の高さが顕著な結果となっています。(図表2)

◆関西地区男女タレント人気度TOP10(2023年7月)(図表1)


 
◆関西の方が関東(東京50㎞圏)より人気度が高いタレント「差分」TOP10(2023年7月)(図表2)
(「人気度差分」のスコアでソート)


■Z世代で人気度No.1のインフルエンサーは「HIKAKIN」、男性ファンの熱量が高め
若年層に影響力を持つYouTuberなどインフルエンサーについて人気度の傾向を見ると、Z世代(ここでは男女12-26才と定義)で人気度No.1は「HIKAKIN(32%)」、次いで「フワちゃん(27%)」「はじめしゃちょー(27%)」とテレビ番組やテレビCMにも出演歴を持つインフルエンサーがTOP3を占めています。また、個人全体(男女12-69才)の人気度を大きく上回っており、若年層での注目の高さが読み取れます。(図表3)
次に、Z世代での人気度について男女の違いを見ると、男性人気度No.1「HIKAKIN(39%)」は、女性における人気度より15pt高く、一方で女性人気度No.1「フワちゃん(34%)」は男性の上位5位に入っていないなど、インフルエンサーに対する好意はZ世代の男女において異なる様子がうかがえます。 (図表4)

◆Z世代におけるインフルエンサー人気度TOP3(2023年7月度・東京50㎞圏)(図表3)


 
◆Z世代におけるインフルエンサー人気度 男女別TOP5(2023年7月・東京50㎞圏)(図表4)


このようにタレントに対する関与度は地域や属性など、生活者に関わる様々な要素と繋がっている様子がうかがえます。これからも、コンテンツパワーの重要な要素である「タレント」の魅力や影響力を多角的に捉える指標づくりを目指してまいります。


【調査概要】
調査期間: 2023年7月7日(金)~7月23日(日)
調査地区: 東京50㎞圏、関西地区
調査対象者: 男女12~69才
調査パネル: ACR/ex調査( https://www.videor.co.jp/service/media-data/acrex.html
有効標本数: 4,591s(東京50㎞圏)、1,704s(関西地区)
リクルート方法: エリア・ランダム・サンプリング(ARS)
調査手法: 回答専用タブレットによるインターネット調査
対象タレント数: 1,000タレント、インフルエンサー20組
質問内容: 「認知」「好意」「イメージ」


※「タレントイメージ調査( https://www.videor.co.jp/service/media-data/tvtalent.html )」は、テレビで活躍するタレント・有名人 1,000 人以上の知名度・人気度・イメージ評価データを体系的に収集しており、テレビ番組や CM のキャスティングの際の基礎データとして広くご利用いただいています。


●株式会社ビデオリサーチ( https://www.videor.co.jp/
株式会社ビデオリサーチは、テレビも含めた動画ビジネスを支えるデータ&システム会社です。テレビ視聴率データを提供する調査機関として 1962 年に設立し、以来、日本国内におけるテレビ視聴率調査をはじめとした各種メディアデータやマーケティングデータなど最先端のデータを提供し、企業のマーケティング課題解決のトータルサポートを行っています。

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