2023年も「皇居千鳥ヶ淵 灯ろう流し」を開催 2日間で約8,700人が来場、2,000個の灯ろうが放たれて希望や平和への願いを届ける
千代田区樋口区長は「長かったコロナ禍が落ち着きを見せ始める中で、願いを託した灯ろうを水面に浮かべ、想いを馳せていただけたら」とコメント
千代田区(所在地:千代田区九段南1-2-1、区長:樋口 高顕)および一般社団法人千代田区観光協会(所在地:千代田区九段南1-6-17、会長:藤井 隆太)は、2023年7月26日(水)・27日(木)の2夜、午後7時より、皇居千鳥ヶ淵にて千代田区の夏の風物詩「皇居千鳥ヶ淵 灯ろう流し」を開催しました。戦後の荒廃した人々の心を癒やそうと、昭和33年に始まった灯ろう流し。今年は「過去から未来、千代田区から世界へ。人々の願いをひとつに繋ぐ」をテーマに開催しました。
新型コロナウイルス感染症が感染症分類5類へ移行した初めての夏となる今年は、国内外から2日間で約8,700人が来場し、ボートから水上へ放つ「船上贈り灯」については約2,100組ものお申込みの中から抽選で120組の方にご参加いただきました。
オープニングセレモニーには千代田区長・樋口 高顕、千代田区観光協会会長・藤井 隆太、千代田区議会議長・秋谷 こうき氏、東京都議会議員・平 けいしょう氏が登壇しました。
■実施レポート
19時の贈り灯(灯ろうの一斉放流)開始を前に、区営千鳥ヶ淵ボート場の屋上広場でオープニングセレモニーを実施しました。セレモニーには千代田区・樋口区長、千代田区観光協会・藤井会長、千代田区議会・秋谷議長、東京都議会・平議員が登壇。英国大使館、パラグアイ大使館、イタリア文化会館の関係者も参加しました。樋口区長は開会挨拶で「千代田区の夏の風物詩であるこの灯ろう流しは六十有余年の歴史があり、たくさんの皆さまに親しんでいただいています。今年は長かったコロナ禍もようやく落ち着きをみせはじめています。そうした中でぜひとも皆さまの願いを託した、灯ろうを水面に浮かべていただき、想いを馳せていただければと存じます。お堀に浮かぶ無数の明かりでぜひ幻想的な夏の夜をお楽しみください」と、伝統的な行事を開催できたことに対する喜びと期待感を伝えました。さらにセレモニーの締めくくりでは、登壇者それぞれがその場で灯ろうにメッセージを記入しました。
その後、日が沈んで薄暗くなった千鳥ヶ淵。普段は都会の喧騒とは無縁な静かな場所ですが、合図により、参加者の60艘のボートからほんのり輝く灯ろうを一斉に放つと、風情は一転、まるで映画のワンシーンのような幻想的な雰囲気に包まれました。参加した大使館関係者は灯ろうに「“Wishing Peace, happiness to everybody in the world.”(世界の皆さまの平和とご多幸をお祈りしております)」と記し、「非常に美しい場所で、リラックスした空間で改めて皆さんの世界平和について考える非常に素晴らしい機会でした」と話し、また来場していた親子連れからは「すごく楽しかった。月も見えてきれいだった」「夜にボートを漕ぐ機会がなかなかないため、貴重な経験となった。灯ろうがたくさん流れていてきれいだった」という声が寄せられ、千代田区の夏の風物詩的イベントとして、今年の灯ろう流しも好評でした。
■「皇居千鳥ヶ淵 灯ろう流し」開催概要
【日 時】 2023年7月26日(水)・27日(木) 19:00~20:00 (18:00 頃 乗船開始)
【料 金】 観覧無料
【場 所】 ①千鳥ヶ淵ボート場(三番町2先)~②千鳥ヶ淵緑道~③九段坂公園(九段南2-2-18)
【ア ク セ ス】 地下鉄「九段下駅」2番出口・徒歩10分/地下鉄「半蔵門駅」5番出口・徒歩10分
【主 催】 一般社団法人千代田区観光協会/千代田区
【公式サイト】 https://visit-chiyoda.tokyo/floating.lantern/
■一般社団法人 千代田区観光協会
一般社団法人千代田区観光協会は、千代田区及びその周辺地域の自然、景観、文化・歴史、産業・技術などの資源を活用し、観光事業の振興を図ることにより、千代田区の魅力を高め国内外の人々との交流を促進し、地域文化の維持発展及び地域経済の活性化に寄与することを目的として、活動しています。
所在地:〒102-0074 東京都千代田区九段南 1-6-17
TEL:03-3556-0391