石原一博展「巽電気~制御盤制作企画室~」
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:柏木 斉)が運営するコンペティションギャラリー「ガーディアン・ガーデン(
http://rcc.recruit.co.jp/)」では、石原一博展「巽電気~制御盤制作企画室~」を2012年1月16日(月)よりスタートします。
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■石原一博展「巽電気~制御盤制作企画室~」概要
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電気配線の美しさ、力強さを描く
電気工事士の石原一博は、小さい頃から好きだった電気配線を中心に描いた作品で、第4回グラフィック「1_WALL」でグランプリを獲得しました。「技術的に上手いとか下手というのを越えて、グッとくるものがある」「醸し出す雰囲気は今っぽくないが、それがすごくオリジナリティになっている」と審査員に言われたように、“好き”という純粋な気持ちと時代に逆行した男らしい力強い表現が目を引き、グランプリを射止めました。
石原は、電機工場を営む家で育ち、小さい頃から機械に慣れ親しんできました。デザイナーを経て、今では実家の仕事を手伝い、電気工事士として働いています。
5~6年前から独学で絵を描くようになり、その素材はいつも目にしていた機械や配線でした。石原は、機械の中に張り巡らされている配線を血管のようだと言い、よく好んで描きます。その配線は自由に想像して描いたものですが、電気工事士として培ってきた経験があるからこそ、描ける世界です。個展では、900×600mmのサイズを中心に、キャンバスやベニヤ板にアクリル絵の具で描いた作品を発表します。人の手で、何回も配線の点検を繰り返すことで動き出す機械。そういう機械に人間味を感じ、描くときも人の存在を意識しながら描くという石原。
彼の作品には人工的なモチーフのなかにも生命を感じさせる力強さがあります。
ぜひ会場でご覧ください。
○企画展名 石原一博展「巽電気~制御盤制作企画室~」
○会期 2012年1月16日(月)~2月2日(木) 11:00am-7:00pm
日曜・祝日休館 入場無料
○会場 ガーディアン・ガーデン(東京都中央区銀座7‐3‐5リクルートG7ビルB1F)
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■作家プロフィールおよびコメント
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石原一博 Kazuhiro ISHIHARA
大阪府生まれ。大阪在住
http://monkey-studio.jimdo.com/
小さい時から慣れ親しんだ実家の電気工場。自分自身も電気工事の仕事を経験してきて感じた配線の美しさと機械たちの存在感。
機械の中にある配線は、目には見えないが、絶えず力強く動いている。地球上に血管のように隈なくめぐっている配線は、情報とエネルギーを送り、無限の用途が生まれている。交通機関の動力源、空気調節、照明、電気通信、コンピュータなど。
絵描きにとって必要な“伝える”を追求し、世界にエネルギーを伝導している、見えているようで見えない世界を、自分の経験と技術と感覚で表現します。
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■ギャラリーについて
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リクルートは、メセナ活動の一環として、東京銀座に「クリエイションギャラリーG8」と「ガーディアン・ガーデン」の2つのギャラリーを運営しています。
「クリエイションギャラリーG8」は、グラフィックデザインに焦点を当てたデザインギャラリー。「デザインとコミュニケーション」をテーマに、国内外を代表する作家から、先鋭的な送り手の作品をご紹介しています。
展覧会ごとに「クリエイティブサロン」というトークショーを開催するなど、作品だけでなく送り手の発想や行動の背景・過程を分かりやすくお伝えできるスペースを目指しています。1985年に「G7ギャラリー」としてオープンして以来、広告・グラフィックデザイン・アートを通じて、来場者の方々に「コミュニケーション」の原点を考える場として親しんでいただいております。
また、「ガーディアン・ガーデン」は若手クリエイターに表現する「機会」と「場所」を提供することを目的に1990年にオープン。
グラフィック、写真を中心としたコンペティション・ギャラリーとして、公募展を中心に活動を展開しています。
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