大谷大学が、日本最大級の環境保全プロジェクト「祇園祭ごみゼロ大作戦2023 」に全面協力-コロナ後初!制限なしの京都「祇園祭」で大谷大学学生が''ごみゼロ''を目指す!

大谷大学

大谷大学(所在:京都市北区 /学長:一楽 真)は、「一般社団法人 祇園祭ごみゼロ大作戦」が運営する京都の伝統祭事「祇園祭」の景観を保つために発足したプロジェクト『祇園祭ごみゼロ大作戦2023』の実施に全面的に協力しており、大学として唯一協賛を行っている。祇園祭の前祭宵山期間 2023年7月15日(土)・16日(日)では、約2,000名のボランティアスタッフが活動し、うち本学学生は約150名参加する。今年は様々な制限が撤廃され、国内旅行客や訪日外国人旅行者の増加に伴い、昨年よりも多くの集客が見込まれている中、宵山でのごみも増えることが予測されるため、多数の本学学生がこの取り組みを支えていく。 ■祇園祭ごみゼロ大作戦2023  本プロジェクトは、2014年よりNPO法人地域環境デザイン研究所 ecotone・京都市・ごみ収集業者組合・露天商組合などの協働により活動がスタート。 国内外から多くの観光客が訪れる祇園祭であるが、前祭宵山期間は多くの夜店・屋台が広範囲に立ち並び、周辺のコンビニ等での販売を含め食品や飲料等の容器包装が大量の廃棄ごみとして発生、鉾町周辺には大量の散乱ごみが残されるなど、深刻な地域課題となっていた。そこで毎年約2,000名のボランティアスタッフの協力を得て、ごみの分別の呼びかけ・リユース食器への切り替えの推進、回収拠点エコステーションの設置など日本最大級のごみの減量に取り組んでいる。 ■参加の背景  本学では「地域連携室(コミュ・ラボ)」を設置し、伝統が息づく住民力と学生の協働で、過疎地域の活性化・子育て支援・コミュニティラジオでの情報発信といった地域連携活動に取り組んでいる。『祇園祭ごみゼロ大作戦』プロジェクトは、学生自らが問題を発見し、さらにその問題を自ら解決する能力を身につける学習方法問題解決型学習=PBL(Project Based Learning)を採り入れた文学部社会学科の演習科目で始まった。現在では学生のまち「京都」において、多くの学生が''積極的に社会参加するきっかけとなるボランティア活動''として、全学の学生が参加するプロジェクトへと発展している。 ■授業との関わり  本学では、「人間学」という正課授業を開講。『祇園祭ごみゼロ大作戦』に参加する授業も設置している。「人間学」は、仏教の教えに基礎を置き、「人間」を見つめ、考えることをテーマとした授業で、開学時から受け継がれている本学独自の理念に基づいている。当該授業は、本学がプロジェクトに参加するきっかけとなった社会学部コミュニティデザイン学科 赤澤 清孝 准教授が担当し、祇園祭の歴史・ごみ問題・環境問題に関わる国内外の市民活動の実例など、多様な視点から『祇園祭ごみゼロ大作戦』の背景やこれまでの成果について学ぶ科目である。授業では、『祇園祭ごみゼロ大作戦』に参加し、活動の感想や改善案をレポートにまとめるなど、学生が主体的に環境活動や地域保全活動について取り組むカリキュラムを行っている。 ■参加学生の声  当日の活動は、受講生以外の学生もボランティアとして参加可能。2015年のプロジェクト参加から9年目となる現在、学生の間で口コミなどで活動が認知され、学部学科問わず応募者が集まっている。ごみのポイ捨てを防ぎ、リサイクルのために分別の徹底を呼び掛けるごみ回収拠点での活動や、リユース食器の導入により、廃棄ごみそのものの発生を削減する(リデュース)という発展的な取り組みを行ってきた。コロナ禍で人とのコミュニケーションに制限が設けられるなか、「本プロジェクトに参加する事で学内外の交友関係が広がった」「人前で話すことへの苦手意識がなくなった」など前向きな声が届いている。 ■「祇園祭ごみゼロ大作戦2023」ボランティアリーダー・和仁 悠さん (社会学部現代社会学科第3学年)のコメント  『祇園祭ごみゼロ大作戦』プロジェクトへの参加は、今年で3年目になります。第1学年の時に授業でこの活動のことを知り、岐阜出身の私は、京都らしいイベントに携わりたいという想いで参加を決めました。また、コロナ禍で活動が制限され、人との交流が希薄だったこともあり、一般ボランティアの方をはじめとした、たくさんの人と関われるリーダーに昨年初めて立候補しました。立場上、自分が担当しているエリアと本部からの連絡を同時に把握する必要があり、目配りや気遣いの大切さを学びました。一方、来場者が多すぎてあたふたしてしまった反省もあり、リーダー2年目となる今年は周囲に目を配りながら、主体的に動けるように意識していきたいと思っています。今年の祇園祭は週末の開催のため、去年よりも来場者が増えることが予想されています。特に、多くの外国人旅行客も足を運ぶかと思いますが、エコステーションでは英語表記も対応しています。分からないことがあれば、ぜひ赤と青のTシャツを着ているボランティアスタッフに声をかけていただきたいです! ■「祇園祭ごみゼロ大作戦2023」実施概要 【目 的】 祇園祭宵山期間(前祭)におけるリユース食器を活用したごみゼロ活動 【実施日】 2023年7月15日(土)・17日(日) 【会 場】 鉾町一帯 【来場者数】 約55万人(2022年度実績) 【ボランティア】 のべ約2,000名(2022年度実績) 【実施内容】  1.祇園祭のリユース食器オペレーションの実施  2.祇園祭飲食出展者へのリユース食器貸し出し  3.資源の分別活動  4.散乱ごみの清掃活動 【主 催】 一般社団法人祇園祭ごみゼロ大作戦 【公式サイト】 https://www.gion-gomizero.jp/ 【運営協力団体】  美しい祇園祭をつくる会/NPO法人 きょうとNPOセンター/京都環境事業協同組合/京都市/公益財団法人 京都市環境保全活動推進協会/五条露店商組合/NPO法人地域環境デザイン研究所 ecotone ▼本件に関する問い合わせ先 企画・入試部 入学センター 後藤 智道 野路 愛輝 住所:603-8143 京都市北区小山上総町 TEL:075-411-8114 FAX:075-411-8160 メール:nyushi-c@sec.otani.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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