東京工芸大学写大ギャラリーが「博物館相当施設」に指定

東京工芸大学

東京工芸大学(学長:吉野弘章、所在地:東京都中野区)写大ギャラリーは、2023年2月10日付で東京都教育委員会から「博物館相当施設」に指定された。同ギャラリーは、写真家・細江英公(同大名誉教授、写大ギャラリー初代館長)の提案で、1975年に日本で初めて写真の「オリジナルプリント」を収集・公開する常設施設として開設。これからも学生たちへ写真教育と研究の場として開放するとともに、多くの国内外の優れた写真作品を世の中へ発信する施設として常設展や特別展を開催していく。  東京工芸大学中野キャンパス内にある「写大ギャラリー」は、現在約1万2000点の作品を収蔵している。国内でも随一の写真作品コレクションであり、教育機関だけでなく、国内の写真や美術の歴史から見ても先駆的な存在である。所蔵作品は授業などで日常的に活用されているほか、学外の研究者からも実物の写真作品プリントの閲覧を受け付けており、写真教育・研究の拠点として機能している。   また、日本国内には写真を常設展示する美術館が数館しかないことから、学外展を開催することにより、多くの人々が写真の名作をオリジナルで鑑賞できる機会を創出する活動も続けている。  東京工芸大学は1923年に日本で初めての写真専門の高等教育機関「小西寫眞専門学校」として創立し、2023年で創立100周年を迎えた。このたびの「博物館相当施設」への指定申請は、同大の創立100周年を契機に、社会貢献や教育の充実、写大ギャラリーの運営体制の安定的維持及び強化を目的として行われたもの。写大ギャラリーは、歴史と伝統のある写真の高等教育機関が設置した文化施設として、これからも国内外の優れた写真作品の展示公開、教育研究、収集管理を行い、写真界だけでなく広く社会教育に貢献し、創造的な写真教育・研究の場としてさらに活動していく。 ■東京工芸大学 写大ギャラリー ・住所:〒164-8678 中野区本町2-4-7 5号館(芸術情報館)2F ・電話:03-3372-1321(代) ・最寄り駅:地下鉄丸ノ内線/大江戸線 (中野坂上駅下車 1番出口・徒歩7分) ・開館時間:10:00 ~ 19:00  ※開館時間の詳細は、各展覧会ページをご確認ください ・休館日:木曜日・日曜日・祝日 休館 ・入場料:無料 【URL】 http://www.shadai.t-kougei.ac.jp/ ■関連記事 ・工芸ヒストリー18話「中野キャンパスに写大ギャラリーを開設」 【URL】 https://100th.t-kougei.ac.jp/kougeihistory/18/ ■東京工芸大学   東京工芸大学は1923(大正12)年に創立した「小西寫眞専門学校」を前身とし、当初からテクノロジーとアートを融合した無限の可能性を追究し続けてきた。2023年に創立100周年を迎えた。100周年を記念し、2023年11月11日から12月10日まで東京都写真美術館地下1階展示室にて、東京工芸大学創立100周年記念展「写真から100年」を開催する。 【URL】 https://www.t-kougei.ac.jp/ ■「オリジナルプリント」とは  写真をネガなどの原版から写真家自身の監修の下に制作され、署名などが入れられたプリントを指す。印刷物など複製された写真とは異なり、写真家の最終的な表現媒体として、絵画などと同様にオリジナルの作品として扱われるプリント。 ▼本リリースに関するお問い合わせ   学校法人東京工芸大学 総務・企画課 広報担当  TEL: 03-5371-2741  E-mail: university.pr@office.t-kougei.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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