【藍野大学】看工連携拠点「模擬手術室」が完成!

藍野大学・藍野大学短期大学部

 2023年5月26日、学校法人藍野大学(大阪府茨木市/理事長 小山英夫)が設置する藍野大学(大阪府茨木市/学長 佐々木惠雲)に模擬手術室が完成しました。  本学医療保健学部臨床工学科が養成する臨床工学技士の社会的役割は拡大しています。特に手術分野において、その活躍の場が拡がっています。2021年度の法改正では、臨床工学技士が以下の業務が可能となりました(注釈1)。  このような社会的背景に対応すべく、模擬手術室が設立され、臨床現場に近い環境での実習が実現できるようになりました。この模擬手術室は、近年、低侵襲外科手術の代表的な存在である手術支援ロボットやハイブリッド手術などにも対応できる規格を有しており、将来的な拡張も可能な設計となっています。  手術室内は、患者様に配慮した自然な配色となっているほか、無影灯は、高演色LED(Ra96)を使用したリフレクター方式を採用しており、太陽光に極めて近い均質な光で術野を照射できるようになっています。また医療ガス配管設備、アイソレーションモニタ(絶縁監視装置)などを備え実習に適した環境を実現しています。模擬手術室は2方向に見学窓を有し、外部から手術中の様子を見学できるようになっています。これによって手術進行や医療機器の操作や動きも把握できるようになっています。 (注釈1)2021年度の法改正により臨床工学技士の業務に追加された項目  ・血液浄化装置の穿刺における、表在化された動脈また表在静脈への接続および除去  ・手術室や集中治療室で生命維持管理装置を使用し、輸液ポンプやシリンジポンプに接続するため の静脈路の確保・接続  ・生命維持管理装置を使用する治療において、輸液ポンプ・シリンジポンプを用いた薬剤投与のための操作。   なお、薬剤は手術室や集中治療室で使用するものに限る。  ・生命維持管理装置を使用する治療において、薬剤投与のための輸液ポンプ、シリンジポンプに接続された静脈路の抜針および止血  ・心臓や血管のカテーテル治療における、身体へ電気的刺激を送るための装置の操作  ・鏡診下手術における、体内挿入中の内視鏡用ビデオカメラの保持および手術野の視野確保のための内視鏡用ビデオカメラの操作  本学では、実際の手術室に近い環境下で学内実習を実施し、さらに西日本で唯一のニプロ株式会社施設での大型動物を用いた「手術実践実習」を行っています。  また、この「模擬手術室」は、看護学科も実習の場とし、【看工連携の強化】においても活用していきます。 ■学校概要  学校名:藍野大学  学 長:佐々木 惠雲  所在地:大阪府茨木市東太田4-5-4  創 基: 1968年  URL: http://univ.aino.ac.jp/index2.php ▼本件に関する問い合わせ先 大阪茨木キャンパス事務局 室屋 住所:大阪府茨木市東太田4-5-4 TEL:072-627-1711 FAX:072-627-1753 メール:soumuka@kanri-u.aino.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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