デロイト トーマツ、smart-FOAより現場主導の気づき、洞察を促すIoTシステム環境を実現するソフトウェア「FOA-Agile」資産を譲受
日本のものづくり企業の現場データを起点とした改善活動や課題解決を支援
デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ コンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表執行役社長 佐瀬真人、以下「デロイト トーマツ」)は、2023年5月16日付で株式会社smart-FOA(本社:東京都文京区、代表取締役社長:奥雅春、以下smart-FOA )より、FOAコンセプトベースのIoTパッケージである「FOA-Agile」資産を譲り受けました。デロイト トーマツは、製造業のスマート化に関わる領域のサービス提供体制強化を図ります。FOAとはFlow Oriented Approachの略であり、製造現場で生じた機械や製品の異常・正常、トラブル、故障などの事実を、イベントの発生起点で即座に関連する4M*データや、設計・製造条件や規格、標準といった知識データと統合して1次情報化し、すばやく共有・活用するアプローチです。smart-FOAは、現場データの活用とその手法に強みを持ち、IoTパッケージ「FOA-Agile」を用いた現場主導のデジタルキュレーション環境の構築、既存ITシステム群との連携ノウハウを有しています。FOAにより、事象をリアルタイムに分かりやすく情報化することで気づきを与え、現場の日々の改善活動、マネジメントでの的確な判断を支援し、現場やマネジメントの課題をアジャイルに解決することが可能になります。
* Man(人)、Machine(機械)、Material(材料)、Method(方法)
デロイト トーマツは、今回の資産取得により、株式会社smart-FOAの「FOA-Agile」ソフトウェア資産や名称を引継ぎ、新たに2023年秋にデロイト トーマツとしてのプロダクトをリリースする予定です。さらに、本プロダクトの導入支援はもとより、デロイト ネットワーク4,000名以上の領域専門家、ものづくりDXのソリューションを持つ様々な企業との業界の枠を超えた連携を通じて、製造業をはじめとするクライアントの競争力・企業価値向上の価値提供の幅を広げ、現場データを起点にした課題の特定から解決・実装までを行い、日本のものづくりの強みである現場力を活かしたデジタルトランスフォーメーションを推進します。
スマートファクトリーとは、工場内の様々な機器、設備、システムをネットワークで繋げて連携させることで、工場が自らパフォーマンスを最適化し、生産プロセス 全体を動かすことができる工場への変革を指します。デロイト トーマツは日本のものづくりの強みである現場の集合知、組織知に焦点を当てたスマートファクトリーを推進しています。
デロイト トーマツは各製造業のデジタル化を支援する為に、2021年に京都先端技術大学と共同でスマートファクトリーセンター「The Smart Factory @ Kyoto」を立ち上げ、来場者がものづくりのスマート化に活用できるデジタルソリューションを見て、触れて、体験し、得たリアルなイメージを元に目指すものづくりの姿や実現の手段を深く思考する場を提供しています。また、2023年秋に東京都内にも非連続な技術革新による価値創造をテーマとした 「The Smart Factory @ Tokyo」の設立を予定しています。これらの活動を通じて、日本のものづくりDX改革の推進に貢献していくとともに、各地域での新たな産業を創出しDX人材の活躍の場をより広く提供してまいります**。
**デロイト トーマツ グループの「The Smart Factory」について、詳しくは下記ウェブページをご覧ください。
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/manufacturing/solutions/ad/thesmartfactory.html
■株式会社smart-FOAの概要
会社名: 株式会社smart-FOA
設立: 2011年1月4日
本社所在地:東京都文京区小日向4-5-16 ツインヒルズ茗荷谷2階
事業内容: FOAコンセプトをベースにしたシステムの開発、販売およびコンサルティング業務
代表者: 奥雅春