公道用電動カート 奈良県王寺町にて地域住民運営による実証実験をスタート!

ヤマハ発動機株式会社

継続的な地域移動支援の実装を目指して


 奈良県王寺町美しヶ丘自治会は、自治会が中心となり、奈良県王寺町美しヶ丘地区(太子・明神)で、2023年3月1日より、ヤマハ発動機の公道用電動カートを使用し、実装を見据えた2年間の実証実験を開始します。

 ヤマハ発動機は、2021年より千葉大学予防医学センターと共同で、電動カート導入により地域高齢者の外出、および社会参画を促し、これらの促進による介護予防、健康増進効果の関係を明確化することを目標とし活動しています。2021年に行った他エリアでの約2ヵ月間の実証実験では、電動カートを利用した高齢者が、健康促進、介護予防に寄与しうる各種項目に効果が見られました。

 2022年は、王寺町同地区、および大阪府河内長野市において、約半年間の実証実験を行い、美しヶ丘地区では延べ人数約2,300人と多く方にご利用頂きました。

 利用者からは、「買い物の帰りに荷物を持って坂道を登らなくてよくなり、とても助かっている」「地域内で車を出すのは煩わしいので、電動カートがとても便利」など移動が便利になったという声の他、「運行スタッフや同乗者との会話が弾んでとても楽しい」「スタッフがとても親切」「譲り合い、助け合いで上手く運行できていると思う」など、住民同士のコミュニケーション活性化がうかがえる声があがっています。

 これらの利用者の声をもとに、これまでの半年間の実証実験協力者を中心に、地域住民による運営チームを立上げ、継続的な運行体制と利用者の推移を検証する長期実証実験へ移行します。


■2023年3月1日からの実証実験の内容 (美しヶ丘自治会作成チラシより)


■運行ルートマップ (美しヶ丘自治会作成チラシより)

 

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