ヤマハ発動機は地域の次世代人材の育成に貢献する「シヅクリプロジェクト」に参画

ヤマハ発動機株式会社

~中高生とともに考え、創造する「静岡の豊かな未来」~


ヤマハ発動機は、学校と社会をつなぐシヅクリプロジェクト(主催:一般社団法人シヅクリ)の活動に共感・賛同し、2022年のプログラムに県内企業の一社として参加しました。同プロジェクトへの参加は、2021年に続き2回目です。

シヅクリプロジェクトは、「静岡の豊かな未来の創造」と「日本の未来を担う人材の輩出」を目的として、県内の小中高校と地域の企業、地域の市民をつなげる新たなスタイルの取り組みです。
当社は2021年のプログラムでも担当した浜松市立東部中学校に加え、新たに浜松県立浜松商業高校のパートナーとして両校への訪問を重ね、それぞれ出張授業を実施しました。

 
出張授業の様子


出張授業は各校計3回。最初の訪問2022年9月では、生徒の皆さんに当社の歴史や事業活動などを紹介しながら、豊かなまちづくりの実現に役立つ企業情報(製品やサービス、技術、ネットワークなど)を提供。その後、小グループに分かれてアイデアを出し合い、「製品×社会課題」、「観光資源×企業のサービス」など地域や企業がもつリソースを掛け合わせた企画を立案しました。

2回目の授業は2022年11月。たとえば「浜名湖で水上バイクのレースを開催して、浜松市を盛り上げる」「身体の不自由な方も楽しめる、車いすを使った水上の遊びを開発する」「二輪車や三輪車など、試乗とレンタルを組み合わせたサービスをガーデンパークで行う」など、各チームがまとめた企画案を検討。このディスカッションの輪に当社のメンバーも相談者として加わり、企画のブラッシュアップとまとめを行いました。

こうして立案された各チームそれぞれの企画は、最後の出張授業となった2022年12月の校内発表会で発表されました。プレゼンテーションには当社メンバーが講評を加え、「シヅクリプロジェクト 2022静岡カップ」に進出する計4チーム(東部中:パトローン「五等分のBOSS」/アンモニア「横断歩道の進化で事故0へ」、浜松商高:ブルーロック「Water stunning」/サマー「MPM」)を選出しました。

 
「静岡カップ」セカンドステージでのRevs賞チームの発表


 「静岡カップ」は2ステージ制。ファーストステージは1月21日に開催され、各校がそれぞれの企画の発表を行いました。この発表を受けて当社のパートナーである4チームの中から、最も優れた企画として東部中2年生によるチーム、アンモニアを企業賞(Revs賞)に選出。同チームは、浜松市の交通事故が多い点に着目して、「思わず歩きたくなる歩道」を企画。歩道の素材として当社のFRP(繊維強化プラスチック)技術に注目し、道路とは違う色で注意喚起を促し、さらにFRPが持つ弾力性を活かして歩き心地の良い歩道を提案しました。さらに、信号待ちの時間を楽しくするために音楽を流すなど、自由な発想で歩行者の安全を確保するユニークな提案を行いました。

企業賞を受賞したアンモニアは、1月21日に開かれた決勝大会セカンドステージに進出。タレントのケチャップさん司会の中、4チームが企画の発表を行いました。同チームの企画は惜しくもグランプリ、準グランプリには届かなかったものの、企業の技術と社会課題を掛け合わせたこの発表には会場から大きな拍手が沸き起こりました。

 
ヤマハ発動機代表者からRevs賞チームへの応援メッセージ


同プログラムに参加した生徒たちからは、「話し合うことで、一つの案からまた新しいアイデアが生まれた。一人では難しいことも、話し合うことで発見が生まれることを学んだ」「新しいものを一から作り上げることの難しさ、楽しさを感じることができた」「未来の浜松は、誰もが不自由なく、より幸せに暮らせるまちであってほしいとあらためて思った」といった感想が寄せられた一方、出張授業を行った当社メンバーからも「中高生の発想力や企画力、表現力は刺激的なイノベーションだった。私たち企業人も圧倒された」「静岡の魅力に気づくきっかけを提供できたと思う。有意義だった」「静岡というまちと、地元企業への関心が高まったと思う。『もっとこうなったらいいのにな!』という想いを忘れず、未来への期待をもってもらえたら嬉しい」といった感想が聞かれました。

一般社団法人シヅクリ https://sdkr.jp/

■本件に関するお問い合わせ先
ヤマハ発動機ビズパートナー株式会社 総務業務部 0538-32-9749

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