【東芝】スマートマニュファクチャリング事業の強化に向けた体制整備について
株式会社 東芝
東芝デジタルソリューションズ株式会社
東芝インフラシステムズ株式会社
スマートマニュファクチャリング事業の強化に向けた体制整備について
両社連携のために、2023年4月1日付で東芝デジタルソリューションズおよび東芝インフラシステムズ内の双方に「スマートマニュファクチャリング事業部」を設立します。東芝デジタルソリューションズは製造業向けのデジタルソリューションを提供する事業、東芝インフラシステムズは産業用制御機器を製造する事業をそれぞれの新組織に集約します。IT領域を得意とする東芝デジタルソリューションズとOT注1領域を得意とする東芝インフラシステムズ内の両事業部が連携した事業運営を行うことで、製造業向けのITとOTのソリューションをワンストップで提供できる体制を整えます。
不確実な社会情勢への対応や労働力不足への対応として、製造業ではOT環境の可視化やリモート化、サプライチェーンの強靭化など、事業継続へ向けたデジタル化への投資が加速しています。
また、設計・開発から生産・保守に至るバリューチェーン全体を包含したデータ連携やシステム統合など、データ活用に向けたDX投資のますますの拡大が見込まれます。
さらに、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなど、新たな社会課題への対応については、設備稼働の最適運転や再生可能エネルギーの活用、資源再利用など、ITの領域とOTの領域をスルーした対応が従来以上に必要となります。
そのような中、東芝グループでは、東芝デジタルソリューションズが提供する最新のデジタル技術(製造業向けソリューション「Meisterシリーズ」ほか)やセキュリティ技術と、東芝インフラシステムズが提供する産業用の各種コンポーネント(産業用コンピュータやコントローラなど)や制御技術を組み合わせることで、現場からクラウドまでのトータルソリューションを提供することが可能になります。また、それぞれが持つ顧客基盤とパートナーを含めた販売チャネルを統合し、製造業のIT/OT市場へのさらなる浸透を図ります。
東芝グループは、長い間培ってきた産業領域での技術と、クラウドやAI/IoTなどの最新のデジタル
技術を活用し、製造業のDX市場を中心にスマートマニュファクチャリング事業の拡大に向けた取り組みを加速し、2025年度に同ビジネスで売上高1,200億円超を目指します。
注1︓OT(Operational Technology)︓工場やプラント、ビルなどの制御機器を制御し運用するシステムやその技術
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