透析していても生野菜が食べたい
低カリウム野菜の開発秘話をご紹介
最近、低カリウム野菜についてテレビなどでも紹介されていますが、この低カリウム野菜の栽培方法を確立したのが、秋田県立大学の小川敦史准教授。作物生態学が専門の小川先生は、自身が腎臓病から透析導入になったことで、低カリウム野菜の研究を始めました。 腎臓サポート協会では、小川准教授に低カリウム野菜誕生の秘話などお話を伺いました。 (※職業や治療法は、取材当時のものです。) ―――――――――――――――――――――――――― 透析していても生野菜が食べたいと低カリウム野菜を開発! 腎臓病になって研究分野が広がりました <小川 敦史さん (40代・男性・秋田県立大学准教授)> ―――――――――――――――――――――――――― プロフィール: 血液透析歴8年。 秋田県立大学生物資源科学部 准教授。専門は作物生態学。ジュニア野菜ソムリエ。 2008年「低カリウムホウレンソウおよびその栽培方法」特許取得。 <記事の一部をご紹介!> 2004年に腎臓が悪いことが分かり、いづれ透析になるだろうと診断されました。 食事療法を始め、カリウムを摂ってはいけないことを知りましたが、調べてみると、カリウムがない野菜なんてない。それなら自分で作ってみようかと。 専門が作物生態学で、水耕栽培する技術を持っていたので、水耕栽培で培養液を調整すればできるのではと考えました。まさかこんなにうまく減るとは思いませんでした。 最初はほうれん草を作りました。野菜のなかでもカリウムが多く、これでうまくいけば、ほかの野菜は大丈夫だろうと思って。水耕栽培にも向いていましたし。 そのあとレタスや、小松菜、ルッコラなど4~5種類で成功しています。 ▼全文はこちら http://www.kidneydirections.ne.jp/kidney_info/experience/expe_72.html ※上記は、『腎臓病なんでもサイト』患者さんの体験談からの抜粋です。 ▼▼患者さんの体験談~一病息災~ バックナンバー▼▼ http://www.kidneydirections.ne.jp/kidney_info/experience/index.html 腎臓病と闘う人にとって体験者の言葉は何よりも心強いもの。「腎臓病なんでもサイト」では、さまざまな患者さんに、病気の受けとめ方や乗り越えた経緯、ご家族のサポートなど、貴重なお話をお伺いしています。【本件に関するお問い合わせ先】
NPO法人 腎臓サポート協会
info@jin-support.org