全国でも先進的な取り組み 大学病院+5医療法人の医療経営合同インターンシップを実施

横浜市立大学

 横浜市立大学は、全国でも先進的な取り組みとなる医療法人の垣根を超えた「医療経営合同インターンシッププログラム」を実施します。

1.本プログラム開発の背景
 本プログラムは、本学の附属病院での現地実習および全国の5つの医療法人によるオンラインプログラムを組み合わせた事務職(医療経営職)の合同インターンシップです。
 全国の医療機関は、当該地域における人口動態の変化や診療報酬改定、COVID-19の影響等によって、経営上の、あるいは地域包括ケアシステム上の課題に直面しています。これらに対応するため、医療機関では医療経営を担う人材(=医療経営人材)の確保、育成のニーズが高まっています。
 昨今の学生はSDGs等の社会貢献への関心が高く、未来の医療経営人材となる可能性を秘めています。しかしながら、現状では学生が医療経営に触れる機会はほとんどなく、事務職(医療経営職)がキャリアの一つとして認知されていません。
 そこで本プログラムでは、実際の医療経営に触れ、医療機関やその地域が抱える課題を知り、これらの問題の解決策を考えるインターンシップの場を提供します。


 

2.プログラムの内容
 プログラム初日は、横浜市立大学附属病院または横浜市立大学附属市民総合医療センターでの病院見学・現地実習、2~4日目は、5つの医療法人が異なる特色や強みを活かしたプログラムをオンラインで提供し、学生は3法人以上のプログラムを選択して参加します。
 横浜市内唯一の特定機能病院と高度救命救急センターである本学の附属2病院での現地実習に加え、高度急性期・急性期・回復期・慢性期の医療や介護・福祉事業等を担う全国各地の医療法人において、地域包括ケアシステムにおける様々な場面を学べることが本プログラムの特長です。経営者、実務担当者からの講義、ワークショップなどを通じて、医療経営の現状や課題、先進的な取り組みを理解し、学生自身のスキル向上やキャリア形成に役立てることを目指しています。

【プログラムの概要】
対  象:横浜市立大学の学部生2~4年生、大学院生を対象
実施日数:4日間(計30時間)
実施期間:8月8日(月)~9月14日(水)
参加医療法人とプログラム内容 (コロナの感染状況により、プログラム内容が変更になることがあります)


 
 本学は医学部と2つの附属病院を有し、「医療経営」を専門とする研究を展開、「医学×経営学」という研究領域を有する強みを活かしたこのインターンシップを始め、今後も医療経営人材の育成に貢献していきます。

 なお、本事業は産官学協力講座である「医療経営・政策寄附講座」、本学の令和4年度教員地域貢献活動支援事業「地域実践研究(研究課題名:持続可能な地域医療提供のための医療機能戦略と人材確保・育成のプログラム開発、研究代表者:国際商学部 原 広司准教授)」の支援を一部受けて実施するものです。


 






 

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