キュナードの新造船クイーン・アン 船内施設の一部公開と初代船長を発表

株式会社カーニバル・ジャパン

ラグジュアリーな船旅を提供し続けているキュナードは、2024年初頭にデビューする新造船の船名発表に続き、クイーン・アンの船内施設の一部公開と、初代船長を発表いたしました。コースの販売は2022年5月を予定し、船内施設や客室など、更なる詳細は後日発表いたします。

①船内施設の一部を公開
クイーン・アンのデザインは、キュナードの過去の歴史からインスパイアされた要素を取り入れながらも、新たな章を刻むために、各分野から才能を結集し、新しいビジョンを持って創り出されました。

●グランド・ロビー
船内の中心にあり、お客様が頻繁に立ち寄る場所であるため、エネルギーと光に満ちたエントランスとなるようデザインされています。過去から現在への移り変わりを表現するこのエリアには、アールデコを基調とした「旅の黄金時代」へのオマージュとして、照明効果によって一日中違った姿を見せる現代的なミューラル(壁画)が設置されています。デッキ1からデッキ3の上まで、いくつもの真鍮板(しんちゅうばん)が並び、後ろから照明を当てると船の形が浮き上がります。一日のうち照明を当てる時間を変えることで、昼と夜で違った雰囲気を醸し出します。

 


●ゴールデン・ライオン
店内へ入った瞬間、ゴールドの光に包まれる温かみのある空間。伝統的なパブでありながら、芸術品、建築ディテールを盛り込み、独特な英国の雰囲気を演出しています。ゴールデン・ライオンを含め、クイーン・アンの船内には15軒のレストランをご用意し、世界各国の料理をご堪能いただけます。

 


●クイーンズ・ルーム
昼夜問わず様々なイベントが行われるボールルームです。

 


●グランド・スイート
最上級カテゴリーであるクイーンズ・グリルのグランド・スイートは、細部にまで仕上げにこだわったお客様専用の空間をはじめ、新たなレベルの特別感をお届けいたします。専用のダイニングルームと隣接するバトラー専用パントリー、ウォーク・イン・ワードローブ、海を見渡せる大理石仕上げのバスルーム、広々としたベッドルーム、船内で最も大きなバルコニーなど、洋上における贅を極めた空間となっています。

 


クイーン・アンのデザインを開始した当初、「ヘリテージ」「クラフツマンシップ」「ストーリーテリング」「スタイル」「イノベーション」をコンセプトと設定。これら5つの要素はデザイナーのインスピレーションの原動力となり、生み出されたデザインが調和し、最終的に船全体のデザインDNAとなりました。

◆デザインチーム / キュナードのプレジデントのコメント

・アダム・D・ティハニー氏(クイーン・アン クリエイティブ・ディレクター)

「世界的に有名なオーケストラが観客の心に響く音楽を伝え、ある瞬間や時代へ私たちをいざなうように、クイーン・アンが持つ美学はキュナードの黄金期を想起させながらも、現代という大胆な視点を通じ、オーケストラと同じことをするのです。」

クイーン・アンのデザインチームは、リバプール大学(英国)が所蔵するキュナードのアーカイブから、設計図、素材、ファブリック、パターン、テクスチャーに関する豊富な歴史的資料や詳細を入手しました。過去のポスターや広告、カタログの表紙、キュナードの初期の装飾が施された船の図面など、あらゆるものを参考にし、洋上で体験できる最高のホスピタリティーにふさわしいコンセプトを実現しました。アダム・D・ティハニー氏は「キュナードの輝かしい歴史から未来への魅惑的な架け橋」として、このビジョンを具体化したと説明しています。

・サイモン・ローリングス氏(デビッド・コリンズ・スタジオ クリエイティブ・ディレクター)

「当初は客船の規模や会場の多さに圧倒されましたが、デザインを進め、体験を創造し、ビジョンを磨く過程で、すべてが明らかになりました。ノスタルジックでありながら現代的、リラックスしながらもグラマラス、新しくてエキサイティングなものを全て、船という制約の中で作りたかったのです。」

・シビル・ド・マージュリー氏(シビル・ド・マージュリー)

「私たちは、過去を最も魅力的な未来に紹介する洋上の仲人のような不思議な感覚をデザインの基本に据えました。」

・ステュア・マーメル(カーニバルUK プレジデント)

「キュナードの4隻目、クイーン・アンをご紹介できることとなり、大変嬉しく思っております。クイーン・アンがキュナードの客船として加わることは、当社の歴史において最も重要な成長期の一つであり、エキサイティングな機会となります。4隻目の客船となるクイーン・アンは新しいコンセプトを導入し、船旅の形を再創造いたしました。これまでキュナードにご乗船いただいたことのあるお客様も、そして初めてご乗船されるお客様も、クイーン・アンでの船旅を気に入っていただけると確信しています。」

・リー・パウエル(キュナード ブランド・製品担当バイスプレジデント)

「私たちは、世界をリードするインテリアデザイナーや新しいクリエイティブな才能と協業し、世界中のお客様のお声を聞き、アイデアを検証してまいりました。そして、キュナードのアーカイブを深く掘り下げることで、真のキュナードらしさ伝えることができることとなりました。」

クイーン・アンのデザインチーム:
クイーン・アン クリエイティブ・ディレクター アダム・D・ティハニー氏(Adam D. Tihany)
デビッド・コリンズ・スタジオ(David Collins Studio)
リッチモンド・インターナショナル(Richmond International)
シビル・ド・マージュリー(Sybille de Margerie)


②クイーン・アンの初代船長を発表
クイーン・アンの処女航海を含む最初のシーズンの船長として、キュナード史上初の女性船長、インガー・クレイン・トーハウガが着任することが決まりました。クイーン・アンは2024年初頭の就航に合わせ、造船所のあるイタリアからサウサンプトン(英国)に向けて出港いたします。

2010年にクイーン・ヴィクトリアの船長に就任したトーハウガは、1997年にキュナードのヴィスタフィヨルドで二等航海士としてそのキャリアをスタートさせました。フェロー諸島(デンマーク)出身の彼女は、クイーン・ヴィクトリア、そして近年ではクイーン・エリザベスの船長を歴任。クイーン・アンがデビューする2024年初頭は、トーハウガにとって、キュナード入社25年の節目を迎える記念の年となります。

 

インガー・クレイン・トーハウガは、次のように述べています。

「“キュナード史上初の女性船長”というだけでなく、“クイーン・アン初の船長”として着任できることを大変誇りに思っております。キュナードが新たな章へ進むこの時期に船長として携わることは、私自身にとっても意味のある事だと考えております。ゲストの皆様がクイーン・アンにご乗船され、真新しい船内をご覧になり、そして世界各地の魅力的な寄港地へ出港する際、皆様がどのようなリアクションをされるのか?今は想像することしかできませんが、本当に楽しみです!私がキュナードの乗組員達とクイーン・アンについて会話をした時、乗組員達がキュナードの客船に新造船が加わることをどれほど喜び、誇りに思っているかがよく分かりました。“キュナードの船旅”をご堪能いただくには、乗組員の存在が欠かせません。彼らは当社が誇るホワイトスター・サービスと共に、クイーン・アンでも、ゲストの皆様からの期待に応えてくれると確信しております。」

デザイナー、キャプテン、カーニバルUKのプレジデントのインタビュー動画:

 


またクイーン・アンは、キュナードの船の特徴でもあるファンネル(煙突)の赤色はそのままに、キュナードのロゴはラインや細かな部分を変更し、QUEEN ANNEのロゴは過去のキュナードの客船からインスピレーションを得たエレガントな新書体を導入いたしました。
 
           

 
◆キュナードについて
キュナードは、いつまでも心に残る体験を提供することで知られている、英国のラグジュアリー・クルーズ・ラインです。1840年以来、北大西洋での客船運航において常にリードし、2022年には創業182周年を迎えました。長きに渡り、大西洋航路のパイオニアであり、世界のクルーズ・ラインをリードし続けています。

キュナードでは、洗練された食事、厳選されたエンターテインメント、優れたサービスなどを体験していただけます。5ツ星クラスのレストラン、ルームサービス、ゲストスピーカーによる講演、図書館、映画に至るまで、ゲストの皆様にいつまでも心に残る体験をしていただけるよう、きめ細やかなサービスを提供しています。

キュナードは現在、ヨーロッパ、カリブ海、アジア、オーストラリア方面に就航するクイーン・メリー2、クイーン・エリザベス、クイーン・ヴィクトリアの3隻を保有し、2024年初頭には4隻目となるクイーン・アンが就航いたします。これにより、キュナードはさらなる世界戦略を強化、1999年以来となる4隻同時就航を予定しています。キュナードは、サウサンプトン(英国)にあるカーニバル・ハウスに拠点を置き、1998年よりカーニバル・コーポレーションの傘下に入っています。

◆キュナード日本語関連サイト
日本語ホームページ:http://www.cunard.jp/
日本語Facebook:https://www.facebook.com/CunardJP/
日本語Instagram:https://www.instagram.com/cunardline.jp/

◆キュナード新型コロナウイルス感染症への取り組み
https://www.cunard.jp/news/return-to-sailing/

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