「ヨコイチ×横浜中華街プロジェクト」 横浜中華街のファン作りに向けた学生ワークショップ始動
本学の国際商学部、国際教養学部から4つの分野の異なる研究室の学生たち 44 名と教員 4 名が、今年度より「ヨコイチ×横浜中華街プロジェクト」を立ち上げ、それぞれの研究分野を活かした視点から、横浜の観光としても有名な横浜中華街のさらなる発展のための企画・提案を行うものです。
本ワークショップは、中華街発展会の「ファンづくり」活動の一環として実施される地域の大学との産学連携プロジェクトとなります。
ワークショップの概要
名 称:ヨコイチ×中華街プロジェクト「1Dayワークショップ」
開催日:2022年2月22日(火) 10:00~17:00(予定)
場 所:オンラインにて開催
ワークショップでは、コミュニケーションを楽しみながら参加できる内容を計画しており、来年度のプロジェクトに関する方向性を考える機会とします。
全体の流れ
①学生による横浜中華街散策 2021年11月実施
感染対策を実施した上で、個別に横浜中華街マップを持ち、好きなように散策しました。学生たちは散策しながら、立ち寄った場所・滞在時間・歩いたルート・気づいた点・嫌なこと・ 変えてもらいたいこと・伸ばしてほしいこと・購入したレシートを記録していきました。
②座談会 2021年12月実施
散策で感じたことを、学生と中華街発展会理事と共有する場として開催しました。学生がどんな楽しみ方をして、何を感じたのか、横浜中華街をどう見たかを、中華街発展会へと伝えていきます。学生たちが感じたことを、素直に自分の言葉で伝えることが重要であり、今後のワークショップのための重要な意見になります。
ホワイトボードや付箋を活用しながら、合計7回の座談会を実施しました。
③横浜中華街発展会協同組合の高橋理事長による講演会 2022年1月実施
学生たちの意見にバイアスがかからないように、あえて座談会のあとに実施しました。中華街発展会側の意見(現在の課題や今後の展望)をお話しいただくことで、両方の側面から物事を考えることが出来ます。学生たちが設営に携わり、対面、オンラインのハイブリットで実施しました。中華街の成り立ちから、横浜の一大観光地への発展の歩みと今後のビジョンなど、高橋理事長の熱意にあふれるお話に対し、会場、オンライン双方から沢山の質問がでました。知識を得ることで、学生たちの興味関心が一層深まっていく様子です。
今回のプロジェクトに関して
<学長コメント>
観光地としても有名な横浜中華街と大学との連携企画は、横浜の今後の発展のためにも、また学生教育のためにも非常に有意義な通り組みと思います。学生達が横浜中華街を自由に散策し、自分たちの目線で課題を捉え、これまでにない発想で企画立案する一連の活動は、社会に出てから「課題を自ら発見し、 解決する力」の涵養に大いに役立つと考えています。 このコロナ禍において人の移動が大幅に制限されたことで、観光業は大きな痛手を負っている中、学生たちの視点やアイデアが横浜中華街発展会協同組合の皆様の力になる事を願っております。
参考
今回のワークショップに参加する4つのゼミを紹介します。
・国際教養学部 有馬貴之ゼミ<研究テーマ:観光マネジメント・観光政策>
・国際教養学部 陳礼美ゼミ<研究テーマ:社会福祉>
・国際商学部 黒木淳ゼミ<研究テーマ:公会計>
黒木ゼミでは、管理会計、公会計・医療経営を研究領域としており、戦略実現をめざして組織の財務・非財務情報をどのように活用するのかについて研究を進めています。本プロジェクトには有志5名が参加中です。