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●2021年4月に開設したみなとみらいキャンパスに、産学連携拠点として、「海とみなと研究所」
(英文名Research Institute for Marine and Port Studies:RIMPS)を2022年2月1日付けで設立いたしました。
●港湾海洋都市・横浜で活動を展開する大学として、同地域ならではの先端的研究を推進していますが、その取組をさらに加速させてまいります。
具体的には、(1)海洋産業関連の研究、(2)海とみなとの歴史研究、(3)港湾の機能に関する研究、(4)港湾隣接地域のまちづくりに関する研究を推進してまいります。
コンセプト
「横浜」というグローバルな立地を活かした産学連携拠点
【「海とみなと研究所」設立にあたって】
神奈川大学は港湾海洋都市・横浜で活動を展開する大学として、この横浜の地において求められる専門知を集結し、同地域ならではの先端的研究・教育を推進する「知の拠点」「産官学連携拠点」であることを使命と考え、「海洋産業関連の研究」「海とみなとの歴史研究」「港湾の機能に関する研究」「港湾隣接地域のまちづくりに関する研究」など、港湾海洋都市における社会や企業が求める現代的・先端的課題研究をさらに推進するべく、新たな研究機関として「海とみなと研究所」を設立いたしました。
【「海とみなと研究所」のコンセプトイメージ】
大きな4つのテーマを推進する複数の本学教員が研究所の所員となり、外部から研究員も招聘して、それぞれのフィールドで研究を推進してまいります。
また、研究所として活発な情報共有や意見交換を促進することにより、相乗効果を生み、イノベーティブな研究を進め、産学連携を推進してまいります。
【具体的な取組】
(1)海洋産業関連の研究
領海及び排他的経済水域の総面積が世界6位であるわが国にとって、海洋産業に関する研究は極めて重要であり、神奈川大学は本研究に積極的に取り組んでまいります。
その取組の一例として、カーボンニュートラルの一つの解となりうる「水中太陽光発電システム」の特許を保有して研究を推進しており、その大きな課題の一つである太陽光パネルへのフジツボ等の付着問題を解決するため、横浜港内で海生生物の付着実験等を行います。
(2)海とみなとの歴史・文化の研究
海洋国家であるわが国は、海とみなとを介して、国内地域間ないし国際間の文化の交流、物品の輸出入が行われてきました。わが国の発展にとって重要な役割を果たしてきた海とみなとをテーマとした歴史・文化研究を推進し、横浜の成り立ちを掘り下げ、その未来のかたちを模索してまいります。
(3)港湾の機能に関する研究
神奈川大学には、港湾の機能に関して重要な意味をもつ港湾関連法制を専門にする研究者がおります。港湾をめぐる自治体の条例制定権の範囲に関する研究を推進し、合理的な法制度の構築に取り組んでおります。
また船舶などの労働環境改善を人間工学や社会心理学の観点から研究している研究者もおり、港湾の現場で活用できる各種ツールの開発も行ってまいります。
(4)港湾隣接地域のまちづくりに関する研究
神奈川大学は建築学部を新設する等して、港湾隣接地域が抱える諸課題をまちづくりの観点からも研究しております。その一環で、災害時の避難行動シミュレーションにAIを利用し、今後のまちづくりへの応用可能性を研究してまいります。
【本件に関するお問い合せ】
「海とみなと研究所」代表アドレスへ直接メールで、または、本学研究支援部の下記連絡先まで、お願いいたします。
〇研究所代表メールアドレス:office-rimps@kanagawa-u.ac.jp
〇研究支援部 TEL:(045)481-5661(代)
〇神奈川大学 URL:
https://www.kanagawa-u.ac.jp/
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/