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創立120周年を迎えた日本女子大学(東京都文京区、学長:篠原聡子)にて、本年7月に発足した学生広報組織「JWU PR アンバサダー」のマーケティング・リサーチチームは、学生の就職活動に対する不安や就職意識について等身大の学生の声を明らかにするため、「就職活動・働くことについてのアンケート」を実施しました。
本アンケートは、コロナ禍で学生同士のリアルなコミュニケーションの機会が少なくなっている中、「周りの学生がどのような就職意識・活動・準備をしているのか分からず不安」「先輩からいろいろとアドバイスをもらいたい」といった学生たちの声がきっかけとなりました。JWU PR アンバサダーのマーケティング・リサーチチームは、「そのような不安を少しでも解消したい」という想いから、同じ大学に通う学生の本音を調査しました。また、これから就職活動を行う学生に対して、既に就職活動を経験している先輩(3、4年次)からのアドバイスもまとめています。
〈調査概要〉
- 調査名称:「就職活動・働くことについてのアンケート」
- 調査方法:インターネット調査
- 調査時期:2021年11月8日~11月18日
- 調査対象:日本女子大学 在学生
- 回答数 :全体468人
※学部1年次(128人)/学部2年次(105人)/学部3年次(127人)/学部4年次(105人)/大学院2年次(3人)
■ 他の学生の就活状況が見えず不安を感じている学生は90%
「内定をもらえるか不安」「ブラック企業かどうかの判断が難しい」などの声も
まず、「就職活動で不安なこと・困ったこと」について質問したところ、「内定をもらえるのか不安」という回答が一番多い結果となりました。(「あてはまる:81.8%」「どちらかというとあてはまる:14.1%」 合わせて95.9%)そして、「その他の就活生の活動状況がわからない」という不安に対しても9割以上の学生が、「あてはまる」と回答しました。(「あてはまる(62.8%)」「どちらかというとあてはまる(27.4%)」 合わせて90.2%)
また、「ブラック企業かどうかの判断が難しい」「コロナ禍で企業側の採用が減少している」といった声も多くあがる結果となりました。
■ 企業選びの際に最も重視することは''安定性''
学年が上がるにつれて「給料・ボーナス」の重要度は下がる傾向に SDGsへの取り組みも意識
次に、「就職志望先の企業を選ぶときに重要視するポイント」を質問したところ、1位は「安定している(69.4%)」、2位は「自分のやりたい仕事ができる(65.0%)」、3位は「給料・ボーナスが良い(45.9%)」という結果となりました。学年別に見ると、1位と2位の順位はどの学年でも変わらず重要視されていることがわかりましたが、3位の「給料・ボーナスが良い」については、学年が上がるにつれて、重要度は下がっていく傾向が明らかになりました。1年次が53.1%であるのに対して、2年次は50.5%、3年次は46.5%、4年次は32.4%と、1年次と4年次を比較すると20.7%の差がみられました。
そして、「企業選びの際に企業のSDGs活動を意識するか」という質問に対しては、「意識する(14.7%)」「どちらかという意識する(50.6%)」と、65.3%の学生が企業のSDGs活動を意識すると回答しました。その理由についても質問したところ、「多様な価値観を認めていそう(46.4%)」「企業イメージが良い(33.5%)」「女性が働きやすそう(29.5%)」「企業の社会的役割を重視する(29.5%)」という声が上位にあがりました。
■ 未来の就活生へ伝えたいこと最頻出ワードは''ガクチカ''
早いうちからガクチカの整理や自己分析を薦める声が多数
既に就活を経験した学生に、これから就活に臨む後輩へのアドバイスについて質問したところ、「SNSはそんなに見なくていい!気持ちは強く持って他人と比べない!」「早め早めに動いて損はない。周りの目を気にせず自分のペースで焦らず!」といった、''周りの人と比較しないことが重要''というアドバイスがあげられました。
また、最も多くあげられた言葉は''ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)''で、「違うジャンルのガクチカを3つ作って綺麗にわかりやすく話せる準備をしておくと良い」「自己分析と自分が何をしたいかは大学1年生から考えていくべき」などのアドバイスがありました。
さらに、「オンライン就活は会社の雰囲気が掴みづらい。積極的にOG訪問をすることで、会社の中身を知っていってほしい」と、オンライン就活だからこそ、日本女子大学のOGネットワークを積極的に活用した方が良いというアドバイスもありました。
■ オンライン就活におけるオンラインマナーを気にする学生は88%
就活を経験した4年次は、特に強く意識している傾向あり
今回のアンケートでは、「オンライン就活」についても調査しました。「オンライン就活において、オンラインマナーを気にしていますか?」という質問に対して、「気にしている(56.2%)」「どちらかというと気にしている(32.0%)」と合わせて88.2%の学生がオンラインマナーを気にしていることがわかりました。学年別で見ると、「気にしている」と回答した3年次は44.0%だったのに対して、4年次は66.0%が「気にしている」と回答し、就活を一通り経験した4年次の方がオンライン就活におけるマナーを強く意識していることが明らかになりました。具体的なオンラインマナーには、「話す時は、『相手の目』ではなく『カメラ』を見て話す」「他の人が発言している時は、自分自身をミュートにして、ハウリングを避ける」などの対応があがりました。
また、オンライン就活の流れを受けて、9割以上の学生が就活に「パソコン」が必要だと回答し、4割以上の学生が「リングライト(LED美顔ライト)」や「ヘッドセット/マイク/スピーカー」などのパソコン周辺機器もあると便利だと回答しました。
■ 日本女子大学は就活に強い大学であると答えた学生は83%
「知名度」「サポートの手厚さ」「OGネットワーク」が主な理由
最後に、「日本女子大学は就職に強い大学だと思いますか」という質問をしたところ、「そう思う(22.9%)」「どちらかというと思う(60.5%)」と合わせて83.4%の学生が「日本女子大学は就職に強い大学である」と回答しました。その理由について質問したところ、1位は「大学の知名度がある(64.1%)」、2位「サポートの手厚さ(相談窓口など)(41.8%)」、3位は「卒業生が多い(ネットワークがある)(40.3%)」という結果となりました。
日本女子大学では、3年次の後期に、キャリアカウンセラーによる少人数制ワークショップを開催しており、グループディスカッション対策や面接練習では、実際に話し合いや面接を行いながら個々にフィードバックを受けられます。また同窓会組織である一般社団法人日本女子大学教育文化振興桜楓会の就職支援講座として、「就活応援!好印象メイクセミナー」や「就職のためのマナー講座」などを実施しています。卒業生が自身の学生生活、就職活動、現在の活躍について話す「OGキャリアサポートスタッフの会」もオンラインで開催しています。
<JWU PRアンバサダーとは>
JWU PRアンバサダーは、日本女子大学を代表して、「等身大の生の声」を幅広い世代に発信する学生組織で、学部学科・学年を超え交流し、社会につながる経験を積み重ね、自分自身の成長にも繋がる活動を目指しています。発足は本年2021年7月。現在、学内公募で集まった123名が、(1)コンテンツ制作・発信 (2)マーケティング・リサーチ (3)イベント企画・制作の3つのチームに分かれて活動中です。学園の教育理念である「自学自動(自ら考え、自ら動く)」を基本に、大学公式SNS等での情報発信やマーケティング・リサーチの実施、学内外での各種イベントなど、企画から発信まで主体的に取り組んでいます。
これからもJWU PR アンバサダーは、様々なテーマにおいて「等身大の生の声」を学内外に向けて発信していく活動を行います。
日本女子大学は、日本初の女子高等教育機関として創立し、本年120周年を迎えます。私立女子大学唯一の理学部を有し、文理融合の教育環境をもつ女子総合大学です。幼稚園から大学院までの一貫教育、さらに卒業生以外にも門戸を開くリカレント教育など、誰もが生涯を通じて学び、成長し続ける社会を創るための機会を提供しています。多様で非連続に変化する社会において、新しい明日を共に創る人材を育てています。詳しくは、
https://www.jwu.ac.jp をご覧ください。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人 日本女子大学 入学・広報部 広報課
住所:東京都文京区目白台2-8-1
TEL:03-5981-3163
メール:n-pr@atlas.jwu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/