武庫川女子大学附属図書館ではこのたび、NTTドコモのAI顔認証入退管理システム「SAFR」を導入した。これは、COVID-19対策を含むリスクマネジメントの強化と、生涯学習支援のさらなる充実を目的としたもの。機械学習によってマスクをした状態でも認証が可能で、地震や火災発生時などの緊急事態においても館内の滞在状況が即座に確認できる。
大学図書館は学生の教育や教員・大学院生の研究を支援するだけではなく、生涯学習の場としても重要な施設であり、武庫川女子大学では現在、西宮市内在住・在校の中学・高校生のほか、同大の卒業生や西宮市教育委員会の教職員、連携協定校などを対象に、中央図書館を一般開放している。その際、学外者は共用カードをゲートの読み取り機にかざして入退館していたが、滞在履歴までは把握できなかった。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、徹底した書籍の消毒やソーシャルディスタンスを保つ工夫で感染防止を図っているが、不特定多数が頻繁に利用する施設であるために利用者の詳細な把握が課題になっていた。
それを受けてこのたび武庫川女子大学附属図書館は、NTTドコモのAI顔認証入退管理システム「SAFR」を導入することとした。「SAFR」はRealNetworks社が開発した顔認証ソフトウェアで、機械学習によってマスクをした状態でも認証が可能。これにより、地震や火災発生時などの緊急事態においても館内の滞在状況が即座に確認でき、感染予防にとどまらず、より広いリスクマネジメントの強化につながる。
同館ではこのデータから利用状況を分析し、より高度な学習環境の構築や生涯教育の施策の実現を目指す。SDGsの目標の一つである「質の高い教育をみんなに」にもつながるこの取り組みを通し、武庫川女子大学は、地域社会へのさらなる貢献に取り組んでいく。
▼本件に関する問い合わせ先
武庫川女子大学附属図書館
川崎安子
住所:兵庫県西宮市池開町6-46
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FAX:0798-44-2333
メール:tosyk@mukogawa-u.ac.jp
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