横浜市立大学と株式会社浜銀総合研究所がデータサイエンス分野の人材育成や共同研究で連携協定を締結
首都圏で初となるデータサイエンス学部とデータサイエンス研究科を有し、データの利活用とそれらを通じて新しい価値を生み出す人材の育成や研究に取り組む横浜市立大学と、横浜銀行グループのシンクタンク・コンサルティング会社として独自の調査・研究成果や経営情報を発信する株式会社浜銀総合研究所の連携により、人材育成や共同研究などを通じてデータとその解析に基づく社会課題の解決に取り組みます。
【今後、期待される連携内容】
○人材育成に関する連携の実施
・PBL(Project-Based Learning)実習
PBLとは「問題解決型学習」のことで、実際の問題解決を通じて学ぶ教育手法。横浜市立大学データサイエンス学部の学生を株式会社浜銀総合研究所に派遣し、同社のデータサイエンティストが働く実際の企業の現場に配置します。そこで直面している課題に対して、学生がデータに基づいた客観的な認識や課題解決のアイディアを創出するためのPBL実習を行い、データサイエンスを用いた問題解決へのアプローチ方法を身につけていきます。さらに、データサイエンスの学びに資する内容を共同で開発し、効果的なPBL実習を行っていきます。
○共同研究等の実施
株式会社浜銀総合研究所に蓄積された様々なデータを、データサイエンス研究科の学生が解析及び フィードバックすることで、データ解析の基礎知識を提供するなど、研究シーズとニーズのマッチングに基づく様々な共同研究等の展開が期待されます。
※写真データが必要な場合は、koho@yokohama-cu.ac.jpまでご連絡ください。
※参 考
【株式会社浜銀総合研究所について】
所在地:横浜市西区みなとみらい3丁目1番1号
代表者:代表取締役 肥塚 俊成
事業内容:1988年設立。
地域に対応した最適な支援を提供する受託調査・研究業務、課題解決を支援するコンサル
ティング業務、企業経営・社員教育に役立つセミナーや講演会の開催、経済・産業動向等
に関する調査・分析など
【横浜市立大学 データサイエンス学部/研究科について】
《データサイエンス学部》
2018年4月設置。首都圏初のデータサイエンス学部として、データから新たな社会的価値を創造できる人材を育成する。現場重視を特色に掲げ、データが生まれる企業や自治体などの「現場」における実践的な学びの機会を数多く提供。
《データサイエンス研究科》
2020年4月設置。データサイエンス専攻、ヘルスデータサイエンス専攻の2専攻からなり、社会実装できる高度なデータサイエンス人材を育成。データサイエンス専攻では、従来のデータ解析における、現場の知識の重要性に対する認識不足を解消し、PBLを中心とした学びを提供している。ヘルスデータサイエンス専攻では、予防・医療・介護のヘルス分野で、データをもとに政策決定のできる実践的人材の育成を行っている。