日本全国から入学者が集う日本農業経営大学校では、全寮制のシステムを採用。
講義の後、学生寮に戻った学生たちは、共用のフリースペースで講義の感想や、自らが考えるベンチャーについて夜を徹して熱く語り合う日々を送っている。
共に学び、共に生活をするからこそ見えてくる寮生活の実態に迫った。
日本農業経営大学校は寮生活も教育の一環とし、すべての学生が寮で生活している。集団生活にて人間力を培い、自主性・自律性を養うこととしている。
40余年の学生会館運営における歴史を持ち、日本農業経営大学校の寮を管理運営している「伊藤忠アーバンコミュニティ」の三井直人さん、高橋茂さんに現在における寮の位置づけについて聞いてみた。
「ゆとり教育で育ち、社会人になった方々には、コミュニケーション能力に大きな影響が出ているといわれています。
少子化や核家族化、個室化が重なり、部屋にこもってインターネットをして過ごすような生活環境では、周囲と会話がなく育つ、ということになります。」
そこで、なぜ寮生活がいいのか。
それは学生同士の「共同スペース・フリースペース」にあるという。
「寮生活では様々な学生が集っています。フリースペースを設けると、自然に学生たちが集い、会話が生まれる。そこでの会話がコミュニケーション能力を養います。
また寮では先輩学生もいるため、長幼の序をわきまえた自分の立ち位置も自然に養われる。
みんな大人なので、いじめや厳しい先輩からの圧力もなく、このフリースペースから、様々なコミュニティが生まれています。」
学生同士の“縦横のつながり”が出来るので、実際、就職や起業してからも、このつながりが仕事に生きている、という元寮生も多くいる。
「実際に、他の一人暮らしや実家暮らしの学生に比べて、寮生活を送ってきた学生は、コミュニケーション能力が高いというデータが出ています。最近では、コミュニケーションが重要視されているので、“学生会館に入っているから”という理由で採用する企業が増えてきました。
寮で生活した経験は、今は就職活動にも有利に働くんですよ」
日本農業経営大学校では、寮生活も教育の一環と捉え、全寮制を取り入れた。自主性・自律性を養い、リーダーに必要な能力を磨くことを目的としている。
また、学生寮は同じ夢を持つ仲間が出来、一生涯の同志と出会える貴重な場となっている。管理人が常駐しているのでセキュリティ面も安心、かつ栄養士がバランスを考えたメニューを提供するので食生活も安心。
特別講義がある日は、講師によっては一緒に寮のフリースペースで懇親会を開く。
普段の授業では聞けない話も聞け、講師の先生との距離が近づくのも寮での懇親会ならでは。
実際に寮生活を送る学生からは「自分ひとりだけでは生きていけないからこそ、他人と協調し合う必要性を学べる」という声が聞こえてくる。
現在、生活している日本農業経営大学校1期生は19歳~33歳と幅広い年齢層が入寮しており、自分の年代と異なった人とのコミュニケーション能力も養える。
卒業後は各自夢に向かって全国へと散らばっていくが、寮生活を共にした仲間がいれば心強く横のつながりも増え、就農後は遠くにいながらも、互いに助けあえる存在になるだろう。
日本農業経営大学校での2年間の共同生活は大きな意味を持つ。
■学校説明会
・東京会場
http://jaiam.afj.or.jp/news/exam/629/
・宮城/大阪/福岡会場
http://jaiam.afj.or.jp/news/exam/641/
■日本農業経営大学校
http://jaiam.afj.or.jp/
■本件に関するお問合わせ先
日本農業経営大学校
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