昨年2月頃から爆発的に広がった新型コロナウイルスの感染は、現在でもなお、終息の気配を見せておりません。このため崇城大学では、コロナ禍における在学生の状況、とくに遠隔授業の下での学修状況を把握し、次年度の改善につなげるため、1年次から3年次までの全在学生(2530名)を対象に、「コロナ禍における学修に関するアンケート」を実施致しました。
有効回答数は1733件で、全体の回答率は約70%、特に2年次の回答率は約72%で、高い回答率となりました。本学ではこの調査結果を、制度やシステムの設計、*FD活動などに活用する予定です。
*FD:ファカルティ・ディベロップメント。教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取り組みの総称。(文部科学省ホームページ引用)
■調査期間:2020年12月22日~2021年2月15日
※11都府県に国の緊急事態宣言、熊本県に県独自の緊急事態宣言が発出されていた期間と一部重なり、回答に影響を及ぼした可能性も否定できません。
■主な調査結果
▽遠隔授業全般について
大学の授業を受講する時間は、対面授業に比べ遠隔授業の下で短くなっているものの、「授業の予習・復習・課題など」や「授業以外の学習」に積極的に取り組んでいる。また、前期に履修したすべての遠隔授業の内容の理解度・満足度について、10点満点で評価してもらったが、点以下とした学生は20%未満にとどまり、7点以上とした学生が過半数を占めた。
▽オンデマンド型授業について
約3分の2の学生は、オンデマンド型授業を、時間割とは別の時間帯に受講しており、「オンデマンド型授業は対面授業に比べ時間を有効に使える」と考える学生が8割以上を占めるという結果となった。また、「繰り返し視聴し、授業の理解度を深めた」と回答した学生は9割に上った。
▽次年度以降について
次年度の授業形態について、基礎教育課程(教養教育)の科目は全面遠隔授業、専門教育課程の講義科目は対面授業と遠隔授業の併用、専門教育課程の実験実習科目は全面対面授業を希望する回答が相対的に多数を占めた。また、感染終息後の授業形態については、「全ての科目を対面授業に戻してほしい」とする回答が約3分の2に上った。
■調査結果詳細
下記リンクからご覧ください。
https://www.sojo-u.ac.jp/news/press/docs/9d3ccefe7c18fcc12e4f6a6edae590d57c9297e6.pdf
▼本件に関する問い合わせ先
崇城大学 総合教育センター
教授 今井 亮佑
メール:imai@ed.sojo-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/