黒糖焼酎を使用した手指消毒用高濃度エタノールスプレー「近ピカ」 近畿大学と株式会社奄美大島開運酒造が共同開発

近畿大学

近畿大学(大阪府東大阪市)と株式会社奄美大島開運酒造(鹿児島県宇検村)は、奄美黒糖焼酎「れんと」を用いて近畿大学附属農場産の近大みかんで香り付けした消毒用高濃度エタノールスプレー「近ピカ」を共同開発しました。 近畿大学が全学を挙げて取り組んでいる「''オール近大''新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト」の一環として、奄美大島の宇検村・大和村・瀬戸内町社会福祉協議会に、新型コロナウイルス感染症対策で活用していただくため、1500個を寄贈します。 【本件のポイント】 ●奄美黒糖焼酎の原酒を再蒸留し、近大みかんの精油で香り付けした消毒用スプレーを開発 ●奄美大島の社会福祉協議会に新型コロナウイルス感染症予防対策として1500本を寄贈 ●近畿大学文芸学部芸術学科の学生がラベルデザインを担当した実学教育の成果 【本件の内容】 近畿大学は、医学部から芸術までの研究分野を網羅する総合大学と附属学校等の力を結集し、「''オール近大''新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト」に取り組んでいます。その一環として、近畿大学社会連携推進センター教授の田中 尚道らが、株式会社奄美大島開運酒造と共同で奄美黒糖焼酎「れんと」を使用した消毒用高濃度エタノールスプレー「近ピカ」を開発しました。株式会社奄美大島開運酒造の代表取締役である渡 慶彦が近畿大学の卒業生(昭和60年(1985年)商経学部卒)であることもあり、今回の共同開発が実現しました。 本製品は、令和2年(2020年)4月に厚生労働省から、「高濃度エタノール製品を手指消毒液用エタノールの代替として用いることは差し支えない」との通達が出たことを受けて開発したものです。奄美黒糖焼酎の原酒を再蒸留し、近畿大学附属農場で栽培した近大みかんから精製した柑橘精油フレーバーを掛け合わせ、通常のものと比べてさわやかな香りのする消毒用スプレーを開発しました。アルコール度数66%で、医薬品や医薬部外品ではありませんが、消毒用エタノールの代用品として、手指消毒に使用することが可能です。 ラベルデザインは、近畿大学文芸学部芸術学科造形芸術専攻の学生が担当し、近畿大学の学園カラーである青と奄美の海の緑をあしらい、清潔感を表現しました。 奄美大島開運酒造社の地元である奄美大島の宇検村・大和村・瀬戸内町の社会福祉協議会に1500本を寄贈し、従業者や介護サービス利用者の方々の手指の消毒等でご活用いただきます。 【寄贈式概要】 日 時:令和3年(2021年)3月26日(金)14:00~14:30 会 場:奄美観光ホテル2階「竹の間」(鹿児島県奄美市名瀬港町2-10) 出席者:大和村社会福祉協議会     事務局長 和泉 美智範 氏(いずみ みちのり)     株式会社奄美大島開運酒造     代表取締役 渡 慶彦(わたり よしひこ)     近畿大学社会連携推進センター     センター長 伊藤 哲夫(いとう てつお)     近畿大学附属農場     農場長 重岡 成(しげおか しげる)     近畿大学社会連携推進センター     教授 田中 尚道(たなか なおみち) 【''オール近大''新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト】 近畿大学は令和2年(2020年)5月15日から「''オール近大''新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト」を始動させました。これは、世界で猛威をふるう新型コロナウイルス感染症について、医学から芸術までの研究分野を網羅する総合大学と附属学校等の力を結集し、全教職員から関連研究や支援活動の企画提案を募って実施する全学横断プロジェクトです。72件の企画提案が採択され、約1億3千万円の研究費をかけて実施しています。 【会社概要】 会社名 :株式会社奄美大島開運酒造 所在地 :鹿児島県大島郡宇検村湯湾2924番2号 代表者 :代表取締役 渡 慶彦 事業内容:黒糖焼酎製造販売、黒糖もろみ酢飲料の製造販売 創業年 :平成8年(1996年)4月 従業員 :58名 ※ 令和3年(2021年)2月現在 資本金 :3,150万円 会社HP :http://www.lento.co.jp/ ▼本件に関する問い合わせ先 広報室 住所:〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1 TEL:06‐4307‐3007 FAX:06‐6727‐5288 メール:koho@kindai.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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