ルミネのアートアワード「LUMINE meets ART AWARD 2020-2021」受賞作品発表
グランプリは菊池和晃さんの「〈Draw the City〉」
お客さまが決める「オーディエンス賞」投票もスタート!
株式会社ルミネ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森本雄司)は、「アートのある毎日」を提案するプロジェクト「LUMINE meets ART PROJECT」の活動に取り組んでいます。ルミネ・ニュウマン館内に展示するアート作品を広く一般から公募し、アーティストの発掘と支援を目指すアートアワード「LUMINE meets ART AWARD 2020-2021(略称「LMAA」)」のグランプリ1点、準グランプリ1点の計2点の受賞作品を決定しました。
☆グランプリ・・・・・菊池和晃さん 「〈Draw the City〉」
☆準グランプリ・・・星野陽子さん 「SALVATION MOUNTAIN」
本アートアワード「LMAA」では、入選作品を選ぶ審査員に、世界的に有名なアーティストを輩出し、現代アートの第一線で活躍するギャラリスト小山登美夫氏や、アートとファッションを融合し様々なカルチャーを発信するTOKYO CULTUART by BEAMS クリエイティブディレクター永井 秀二氏など、国内外のアート・デザインシーンで活躍する方々をお招きし2020年10月1日(木)から2021年1月4日(月)までの期間に広く作品を公募していました。
また、今回新たに、一般投票による「オーディエンス賞」が加わりました。オーディエンス賞は、株式会社The Chain Museum(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:遠山正道)が運営するアート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」を使用し、2021年3月2日(火)~2021年3月16日(火)期間中の投票によって選出されます。
受賞作品は、ルミネのお客さまに作品に触れていただき、楽しんでいただけるよう、アートに精通する審査員が推薦する4名のアーティストの作品とともに、2021年5月(予定)に、ルミネ・ニュウマン各所のウィンドウに展示する予定です。
「LUMINE meets ART AWARD」は、次世代のアーティストの発掘と支援をするとともに、ルミネ・ニュウマンを舞台に、アートとお客さまの自由な出合いの機会を作ります。
左から>
スパイラル/株式会社ワコールアートセンター ギャラリー担当チーフ・キュレーター 加藤育子氏
株式会社スマイルズ 代表取締役社長 遠山正道氏
小山登美夫ギャラリー代表/日本現代美術商協会代表理事 小山登美夫氏
TOKYO CULTUART by BEAMS クリエイティブディレクター 永井秀二氏
◆「LUMINE meets ART PROJECT 公式ウェブサイト↓↓↓
http://www.lumine.ne.jp/lmap/award/
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グランプリ
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「〈Draw the City〉」/菊池和晃(キクチカズアキ)
◇展示場所:ルミネ新宿 ルミネ2-2F スタニングルアー横 予定
都市は私たちが生きる場であり、また資本の生産装置でもある。その中においてアートはどのような役割を果たしているのだろうか。
本作は自作のマシンを用い労働的な所作のもと生産したとある街の絵です。
ハンドルを約千回まわす事で生産されたこれらは何か一方に寄り添うでもなく、また作者個人の意思は介入しないモノとしてそこに存在する。
そうすることで何か大きなメッセージや力を伝えるのものではなく、今この時にふと疑問を得るような小さな力の発生源としたいと考えます。
<審査員コメント>
●スパイラル/株式会社ワコールアートセンター ギャラリー担当チーフ・キュレーター 加藤育子氏
華やかな都市。綺麗な商品も装飾も様々な労働が介在している。街の色を抽出し機械で生産される本作は、社会のコントラストを可視化する。
●株式会社スマイルズ 代表取締役社長 遠山正道氏
都市のシステムの下請けで押し潰されるように労働する我々。アートですら意思を排除した中で我々はどう生きていくのかを突きつけられる。
【受賞者プロフィール】
1993年 京都生まれ。
2018年 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻構想設計クラス 修了
京都を拠点に美術家として活動。
肉体を酷使することで稼働する装置を制作し、またその装置を使い美術史から引用したイメージを生産する。
主な展覧会に「ニューミューテーション #3 菊池和晃・黒川岳・柳瀬安里」京都芸術センター(2020)。
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準グランプリ
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「SALVATION MOUNTAIN」/星野陽子(ホシノヨウコ)
◇展示場所:ルミネ新宿 ルミネ2-2F サラベス横 予定
部屋にある何気ない布や花瓶を眺めていると、壮大な砂漠や巨大なビルのような景色が浮かんだ。
それを一度絵画に起こすことでただの色と形に分解し、それぞれのピースを3次元で再構成する。
今回は砂漠に突如現れたカラフルな砂の丘「サルベーションマウンテン」をモチーフに、そこに近未来的な都市イメージを重ねたインスタレーションを制作。
ルミネのショーウィンドウに半立体の絵画作品として展示する。
<審査員コメント>
●小山登美夫ギャラリー代表/日本現代美術商協会代表理事 小山登美夫氏
星野さんのインスタレーションは絵画のなかから生まれ、実際の空間に展開される、その二次元と三次元の行き来が楽しみです。
●TOKYO CULTUART by BEAMS クリエイティブディレクター 永井秀二氏
アフターコロナに向け、世の中の明るさやポップさをポジティブに表現した作品に希望を感じました。
【受賞者プロフィール】
第20回1WALLグラフィックファイナリスト/第4回CAF賞入選。
身の回りの日用品や衣類が重なる様子に抱くダイナミックなスケール感をテーマに、その素材の持つ色や形を利用しながら絵画・インスタレーションを制作している。
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総評:LUMINE meets ART AWARD 2020-2021審査員総評
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【小山登美夫ギャラリー代表/日本現代美術商協会代表理事 小山登美夫氏】
今年はコロナと関係があるのかどうかわからないのですが、グラフィカルで明るい表現がわりと少なかったです。
技法は様々、映像で新しい方法がでてきて、展示する側にも課題が今後あるかも知れません。
ウィンドウという空間を思い切って使ったプランと制作と労働というテーマを使った全くちがうアプローチの作品が選ばれました。
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LUMINE meets ART AWARD 2020-2021 一般投票スタート!
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オーディエンス賞は、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」を使用した投票によって選出されます。
選出された作品は、ニュウマン横浜館内のショーウィンドウに展示予定です。
〔一般投票〕
2021年3月2日(火)~3月16日(火)18:00まで。
〔投票方法〕
「ArtSticker」のユーザー登録(無料)をしていただき、投票期間中に、
対象作品の中から好きな作品にスティッカーを貼ることで投票することができます。
▼詳細はこちら
https://artsticker.app/events/349
※投票には「ArtSticker」へのユーザー登録が必要です。
※一般投票は、グランプリ・準グランプリを除く最終審査通過作品です。
※投票はユーザー1名につき、「1投票のみ」有効です。
(1人のユーザーによる複数回の投票は無効)
※投票について予告なく変更となる場合があります。
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「LUMINE meets ART AWARD 2020-2021」推薦人・審査員のご紹介(順不同)
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「LUMINE meets ART AWARD 2020-2021」は、下記6名により審査・監修いたしました。
■加藤 育子(かとう いくこ)氏
スパイラル/株式会社ワコールアートセンター ギャラリー担当チーフ・キュレーター
東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了後、スパイラル/株式会社ワコールアートセンター入社。ギャラリー担当ならびに同チーフを経て、2008年より現職。現代美術を中心とする展覧会の企画制作業務をベースに、館内の新規プログラム開発なども担当。担当した主な展覧会に「棚田康司展『○と一』」「小金沢健人展『煙のゆくえ』」(2016年)、「Rhizomatiks10」(2017年)など。
■小山 登美夫(こやま とみお)氏
小山登美夫ギャラリー代表/日本現代美術商協会代表理事
東京藝術大学芸術学科卒業。1996年に江東区佐賀町に小山登美夫ギャラリーを開廊。
現在は六本木に場所を移し、世代を超えて、菅木志雄や蜷川実花、杉戸洋、三宅信太郎、中園孔二などを展示。
また、国外アーティストのリチャード・タトルやトム・サックス、ソピアップ・ピッチなどを日本に紹介する。
著書に「現代アートビジネス」(アスキー新書)、「この絵、いくら?」(講談社)、「何もしないプロデュース術」(東洋経済新報社)、「見た、訊いた、買った古美術」(新潮社)、「お金から見た現代アート」(講談社)。
■遠山 正道(とおやま まさみち)氏
株式会社スマイルズ 代表取締役社長
1962年東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、85年三菱商事株式会社入社。2000年株式会社スマイルズを設立、代表取締役社長に就任。
現在、「Soup Stock Tokyo」のほか、ネクタイ専門店「giraffe」、セレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」、ファミリーレストラン「100本のスプーン」、コンテンポラリーフード&リカー「PAVILION」、海苔弁専門店「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」を展開。
「生活価値の拡充」を企業理念に掲げ、既成概念や業界の枠にとらわれず、現代の新しい生活の在り方を提案している。近著に『成功することを決めた』(新潮文庫)、『やりたいことをやるというビジネスモデル-PASS THE BATONの軌跡』(弘文堂)がある。
最近では、もっともシンプルな結婚の在り方「iwaigami」、小さくてユニークなミュージアム「The Chain Museum」、アーティストを支援できるプラットフォーム「ArtSticker」などをスタート。
■永井 秀二(ながい しゅうじ)氏
TOKYO CULTUART by BEAMS クリエイティブディレクター
大学卒業後、株式会社ビームス入社。「Uniform Circus BEAMS」にてチームオーダー、SPグッズのデザイン、企画開発等を経て、2000年、Tシャツ専門レーベル「BEAMS T」を立ち上げ、バイヤーとしての業務の他、エキシビションの企画、プロデュース等を行う。2008年TOKYOのクリエイションを世界に発信する「TOKYO CULTUART by BEAMS」を設立。展示のキュレーション、商品企画を行う。
【監修】
■戸塚 憲太郎(とつか けんたろう)氏
HPF Christopher、hpgrp GALLERY ディレクター
アッシュ・ペー・フランス株式会社にてファッション合同展示会「rooms」ディレクターを経て、2007年4月、表参道に現代アートギャラリー「hpgrp GALLERY TOKYO」をオープン。
同社が運営するH.P.FRANCE WINDOW GALLERY(丸の内ビルディング)のディレクターも務める。また、「青参道アートフェア」や「NEW CITY ART FAIR」を立ち上げ、現在はニューヨークを拠点に日本のアーティストを積極的に海外へ紹介している。
■重森 淳一(しげもり じゅんいち)
株式会社ルミネ 取締役 営業本部長
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What is 「LUMINE meets ART PROJECT」?
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アーティストたちの果てしない好奇心、
正解のない自由さ、好きなものにこだわる勇気。
その感性や発想は、何気ない日常に発見をもたらしてくれます。
私たちは、お客さまとアーティストの幸福な関係を作りたい。
LUMINE meets ART PROJECT(LMAP)は、アートと人々の未来の地図を描くプロジェクトです。
http://www.lumine.ne.jp/lmap/
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Why did we join?
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今回、ルミネはこの「ArtSticker」にてお客さまとアーティストをつなぎ「LUMINE meets ART
AWARD」をとおして自由な出合い・コミュニケーションの機会を作ります。
▼アプリのダウンロード
App Store
https://apps.apple.com/jp/app/artsticker/id1446438049
Android版Google Play:
https://play.google.com/store/apps/details?id=art.tcm.artsticker