アジア太平洋圏の研究者による環境シンポジウムを市民公開 -気候変動が及ぼす影響と課題について施策を考えます-

横浜市立大学

 横浜市立大学は、令和3年3月20日、21日に国際環境シンポジウムをオンラインで開催します。シンポジウムの一部は市民へ公開し、横浜市やアジア太平洋諸国が取り組む施策に対する理解を深めます。
 本シンポジウムでは、アジア太平洋地域の研究者および自治体や企業の有識者が、気候変動に伴う各国の取り組み事例を紹介するとともに環境対策について議論します。またデータサイエンスの切り口から環境対策を考える点で新しさがあります。横浜、フィリピン、オーストラリア、台湾、マレーシアの各地域の気候だけでなく、法制度、文化を考慮して講じられる施策を相互共有し、議論することで、自国の施策の見直しに役立てます。
 その他市民公開以外のプログラムとして、横浜市立大学の学生が海外学生や研究者らと交流するワークショップを実施します。「アフターコロナの生活の質の向上」をテーマに与えられた課題について施策提案と発表を行うもので、このプログラムを通じて国際交流と環境変化への理解を深めます。


 
   
フィリピン ゲリラ豪雨による洪水       オーストラリア 気温上昇に苦しむアリススプリングス地域

1.シンポジウム概要
「気候変動とSDGs~アジア太平洋地域における気候変動に対応した都市を構築するための緩和策と適応策 ~」(3部構成)
 開催日  :令和3年3月20日(土)、21日(日)
 開催方法 :オンライン開催(Zoom Webinar)
 プログラム:
 <市民公開セクション>
 3月20日9時30分~12時30分        (日英同時通訳あり)
9時30分 開会・あいさつ
9時40分 第1部 基調講演
11時05分 第2部 事例紹介
12時20分 総括・閉会
 <市民非公開セクション>
 3月20日13時30分~16時30分、21日9時30分~15時30分(使用言語:英語)
3月20日、21日 第3部 学生交流ワークショップ
 参加申込:Web申し込み(URL:https://bit.ly/3jkWluN)〔申込締切日3月12日(金)〕

主  催:横浜市立大学グローバル都市協力研究センター(GCI)/データサイエンス学部
    (プログラム統括:データサイエンス学部 大西暁生教授)
    (プログラム監修:学長補佐 井村秀文特任教授)
後  援:横浜市、公益社団法人環境科学会

2.講演予定者
・横浜市温暖化対策統括本部 企画調整部担当部長 沼田正樹氏
・フィリピン大学ロスバニョス校 Prof. Damasa B. Magcale-Macandog氏
・オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO) Dr. Dewi G.C.Kirono氏
・国立成功大学(台湾)Prof. Yu-Cheng Wang氏
・テラサイクルジャパン合同会社 Dr. Eric Kawabata氏
・マレーシア科学大学 Prof. Ngai Weng Chan氏
・公益財団法人地球環境戦略研究機(IGES) Dr. Brian A. Johnson氏


大西暁生教授(プログラム統括者)プロフィール
大西暁生/Akio ONISHI
横浜市立大学データサイエンス学部教授。英国ウェールズ大学大学院バンガー校(環境森林学修士)を経て、2006年名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。専門は土木環境システム・環境資源経済分析・アジアの環境問題。現在は低炭素・低物質型社会の構築、都市熱環境問題、災害廃棄物処理、水需給構造分析を研究。2010年水文水資源学会論文奨励賞。2014年環境科学会論文賞。

2006年 総合地球環境学研究所プロジェクト上級研究員
2008年 名古屋大学大学院環境学研究科研究員
2010年 富山県立大学工学部講師
2013年 東京都市大学環境学部准教授
2018年 横浜市立大学教授

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